今回の大阪の講習会もさまざまな方々がご参加下さり、とてもにぎやかに開催できたと思います。
去年との違いは、
大塚さんのお陰で、大阪の無元塾の会員の層も厚くなったということと、
私自身も、この一年気付きを積み重ねているということ、
お手伝いに来ていただいた釘宮さんも同様ですし、
そして、今回インストラクターのリストに名を連ねことになった平杉さんも同様なのです。
そういうことで、新たに参加された方々に対して、今年はさらにお伝えする質も上がっていたような気がしました。
そして、改めて今回参加いただいた皆さんに感謝の意をお伝えしたいと思います。
さて、ここの合気道も他の武道と同じように、人生の真ん中にドンと据える"道"をお伝えしているのです。
その"道"をまず一番最初にとにかく理解してもらおうと努めるのです。
その"道"とは、まさに中心帰納のことです。
それは考え方であり、質感であり、象徴であり、抽象的な概念であり、リアルな世界の道標ともなるのです。
例えば、困難な事象に悩み、うろたえ、打ちひしがれている時に、安心安全な場所として休息をしに帰る我が家のようなものでもあるのです。
外側で傷つき、疲労困ぱいした自分を癒す場所として、自分の中心に帰納する。
他を自分のチカラだけでコントロール出来ると勘違いしている時に、ふと自分に向き直り、いかに自分が崩れいるかを理解して、姿勢を整えるだけで、ことが好転することを実感する。
そういうことを、ほんの少し我々の思考が喜びそうな、テクニックやエネルギー的な言葉を使ってお伝えしているのですが、
勘のいい参加者の方は、それがもう方便であり、感覚的に本質を模索しようとそこに没頭されはじめるのです。
それはもはや瞑想的で、その空間がその質感そのものとなっていくのです。
相手や自分のみならず、その場の空間も感じ、自己滅却し、でも自己第一義として、稽古をしていくのです。
そういうことをご理解いただいたであろう平杉さんの中心帰納の普及活動をますます期待する次第です。
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