凍った道を中心帰納ををして歩く | 母体武道 合気道 無元塾

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成田伝合気道で唱えられた母体武道をさらに洗練させて、武道のみならず、セラピー、ボディワーク、普段の立ち居振る舞いなどの根元となる普遍的なものをお伝えしております。

今回の大雪で滑る足元に気を取られてぎこちなくならざるを得ない状況は、格好の中心帰納の稽古をするいいチャンスなのです。

上虚下実、浮、円進、意識の置き所、、、

この数日間いい稽古が出来ました。


さて、最近よく予定調和という言葉を耳にします。

まー、だいたい思った通りの結果に調和して落ち着く、、みたいな意味で使われているようですが、

もともと哲学の考え方で厳密には少し違う概念の前提があり、使われ方も少し違うような感じもしないではないですが、

まーでもザックリ前者のような意味合いで考えていくと、

武道の型稽古とはまさに予定調和的なものなのだと思います。

つまり取りと受けが勝ち負けを演出して、秩序的な形をとる。

でも、争いとは偶発的で、混沌としたものが本来的なものなので、そこに違和感を感じた武道は、

直感的に競技を稽古に取り入れようとする。

しかし、どんなに偶発的で混沌とした環境に身をおいても、大きな視点から見れば、それも予定調和の範疇なのではないかと、例えば、どこから飛んでくるかわからないパンチとキックの攻撃は、
その攻防で殴り蹴り合うという予定調和が生まれ、またしてもそこで問題提起がなされ始めるといった次第。

だったら最初っから、"調和"しましょ。
というのがここの合気道の発想だ。

そう、何かを始めてそのプロセスの後の調和ではなく、その何かを始める前にすでに調和する。

それがわかってくると普段の生活の中で調和の稽古が出来るようになってくる。

それすなわち

中心帰納なのです。

さっ、講習会まで残り僅か!
まだ少し空きがあります!

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修行はつづく。