つまりは、我が無元塾の合気道は、
突き詰めると、思想のようなものです。
教えを正確に理解することが絶対的に必要で、
あとはその考え方のとおりに自在に動けるかという検証をいろいろ稽古をするのです。
その稽古をあえて3つに分類すると、
それは、
①1人稽古系
②2人で行う組型の稽古系
③円乱取り、多人数掛け系
そのなかで、
平井伝成田伝合気道は、2人の組型がそんなに多くないという現実があります。
そこで、
以前光輪洞の流れを汲む一元塾のなかでは、戦時中に平井先生が制定監修した憲兵体術教育規定(案)という冊子があり、その中の技を数少ない型稽古に取り入れようという動きがありました。
合気会出身である僕が、その憲兵体術とはどんなものだろうと読んでみると、
その内容は簡単なイラストと技の解説、瞬時に思ったのは、
合気会の稽古の技そのものなのではないか!
ということなのです。
全てを紹介するのは難しいので、
一部をお見せすると、
たとえば、
上は入り身投げですし、
下は四方投げですよね、、どう見ても。
そして、
上左は小手返しのあとにやる形です。
下左は正面打ち一教です。
少し変わったところで、右下のような首投げみたいなものもあります。
他には逮捕術みたいなものもあります。
そして、次の瞬間こう思いました。
だったら、合気会の技でいいのではないかい?
細かくいうといろいろありますが
メインの技の数自体は十数種、
片手や両手などの技の取り方などが10種類ほど、
掛け算すると百何十種、
そしてそれぞれにに左右表裏があり、偏りなく
、バランスよく、得意をつくらない。
戦後70年全世界で洗練された形で十分でしょ、、と、、。
でもそれは、全く持ってお門違いです。
それぞれの技の中に、ここの教えを組み入れるのです。
そうすると不思議なことに、化学変化を起こすのです。
化学変化の数が多いほど到達する確率が上がるという仕掛けです。
そしてそのうち気付くはずです。
多種多様な技の無意味さを。
さまざまなどう来るかわからない技に対して、
それぞれ違う対の受けを考えている暇はない。
たった1つだから応用が効く。
その1つとは何かを探り学ぶのです。
母体武道たる所以を知らずして死ぬのはもったいない。
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お会い出来ることを楽しみにしております。