ニュースで「プレミアムフライデー」の特集をしていました。
なんとなく懐かしい響き。
テレビでも「なつかい感じがしますねえ」と言っていた通り、私もそんな感覚でこの言葉を聞きました。
プレミアムフライデー。
プレ金 などと省略されて使われていました。
これは2017年2月24日から始まったものです。
日本政府と経済界の大手企業が中心になって、月末金曜日は個人消費を促進しよう!！という狙いと、どうせならこれをきっけかに働き方改革を促進しようということで始まったキャンペーンです。
2017年ごろは、ワークライフバランスをもっと企業がとらなければ という切迫感と、なかなか平日に休みをとってお金を使う機会が少ないということで、博報堂に委託して、このキャンペーンを盛り上げようとしていたのを思い出します。
私たちは2010年前後に、No!残業デーを会社で初めて作って(というか勝手に作ったのですが)月に1日は17時半で仕事を完全に終わらせて、みんなで食事に行ったり遊びに行くことを優先していました。
週末の金曜日あたりをNo残業の日に設定し、うちの部署だけ一気に仕事を切り上げて外にでていくという動きは周りからは奇異に映っていましたが、その後、会社全体で取り組もうという動きにつながり、月に一度のNo残業デーは会社として定着する動きとなりました。
残業をしないという単純なことですが、コンサルティング会社のような比較的忙しい業種でも月に一度くらいならできることを証明したのです。
このようなことに取り組んでいましたから、私にとっては2017年のプレミアムフライデーは、「今さら感」がありましたが、それでも、国が正式に平日のNo残業を後押ししてくれたので、これにのって月末金曜日の夜は残業をしなくなったという会社も増えたことと思います。
残念ながらコロナ感染拡大でこの2～3年は機能していなかったかもしれませんが、今はまた夜に少しずつ人も戻り始めているので、あらためてプレ金に注目している企業もてできているようです。
経産省によると、
「今もプレミアムフライデーは続いていて、終わったわけではありません」
ということで、
「今も月に30社近くが、プレ金のロゴを使用したい」
という依頼があるようです。
あらためて2022年からプレ金がきっかけになって、月末の夜の動き、また、月末の夜がだめなら別の日に振り替えていこうという流れがでてきているようです。
(写真 振替プレミアムフライデー)
コロナ感染拡大に気を付けながら、あらためてプレ金を促進してもいいのではないでしょうか。
コロナによって平日でもわりと融通がききやすい働き方になり始めたと思います。
このような機会を使って、会社の社員同士のコミュニケーションをとることにつなげるのは価値があります。
各自の自由な休みの時間に使うのがベストですが、今プレ金を流行らす(?)のであれば、この2年半で激減した社内のコミュニケーション活性化に役立てるのがいいと私は思います。
会社としてもあらためてこの日に手当をだして、社員同士の社外でのノミニケーションやミニイベント、交流会、映画を見に行くなど、なんでもいいので、みんなが交流する機会を作ったらどうでしょうか。
プレ金というお金をかけて盛り上げようとした企画があるのですから、これを使い続けること。
形は変えても、この企画を活かしてほしいなあと私は思います。
今日もプレ金でいけるいける!!
