殿フェロ フジテレビで1993年土曜深夜に放送された生放送バラエティ。

土曜深夜といえば「オールナイト・フジ」。長年に渡り生放送ならではのドタバタぶり、ハプニング(とんねるずがテレビカメラを倒して壊したのは有名)や深夜ならではのお色気コーナーなどをお届けしてきました。

そんな「オールナイト・フジ」も1991年にはバブルガムブラザーズの「うぉんびーろーん」とともに終了。後半はお色気コーナーもなく、ちょっと残念でした。

また、お笑い界でも「とぶくすり」などが放送され、ナインティ・ナイン、極楽とんぼ、よゐこなどの新しい世代が台頭。

この流れを受けて制作されたのが「殿様のフェロモン(略して殿フェロ)」です。司会にはドラマ「悪魔のKISS」で人気急上昇の常盤貴子、当時テレビで彼を見ない日はなかったという中山秀征、そして「ダウンタウンのごっつええ感じ」で頭角をあらわした今田耕司を起用。出演者には女性軍団「フェロモンズ」をはじめ、ナイナイ、極楽、光浦、よゐこ、武田真治、アンバランスなどが脇を固めます。さらにオープニングにはブレイク寸前の「シャ乱Q」の「上京物語」を起用。

ハケ水車 お色気コーナーで伝説になっているのが「はけ水車」。フェロモンズのうち3人(AV女優松本コンチータなどを含む)が水着姿で大股開いて椅子に座ります。股間の下には大きな水車が。3人のうち1人だけ水車に「はけ」が取り付けられており、水車が回転するとはけ水車には水もないのに。。。そして出演者が本当のはけ水車を当てるというお下劣クイズコーナーです。

また、出演者を騙すコーナーも多数。抜き打ちでレギュラーメンバーの部屋や楽屋に今ちゃんが訪問して部屋をチェックしたり、中山秀の車が爆破されたり・・・。内容的には裏番組「ギルガメッシュないと」を凌駕するものでありながら、1クールで終了。流れは「めちゃめちゃモテたい」「めちゃめちゃイケてる」へと引き継がれていきます(もちろんエロなし)。

ところで「オールナイト・フジ」のように番組中にゲストミュージシャンがスタジオライブをすることがありましたが、よく来てたのが当時アニメ「幽遊白書」のエンディング「アンバランスなkissをして」を歌っていた「高橋ひろ」。殿フェロのエンディングでも歌っていましたが、先日若くして亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。
先日なにげなくDVDレコーダーの予約番組表の映画欄を見ているとなつかしい名前をみつけた。

「くりいむレモン」

知る人ぞ知る18禁アダルトアニメ。の実写版です。最近つくられたものらしいのですが、まあ、中身はなんとも。。。特に話すことはありません(笑)。

ところで、本家の「くりいむレモン」ですが、僕は当時中学生だったので見たことはありません。ただアニメ雑誌なんかに「18禁」などと書いてあり、たまに宣伝なんかが載っていてものすごく気にはなっていました。そう、当時はエロ本もコンビニで気軽に買える時代ではなく、中坊がAVなんぞ見ることすら容易ではなかったのです。アダルトアニメもしかり。

ところが!ある日、フジテレビ(当時フジテレビは深夜枠を「JO-CXTV2」として力をいれていました。ねむらな~い、ねむらせな~いJO-CXTV2)で深夜に放送された音楽番組「サウンドスコール」を予約したとき、ナイターか何かが延長になり、ずれて録画になってしまいました。すると、当時家にあったナショナルマックロードはとんでもないものを再生しだしたのです。それが「ミッドナイトアニメ」。なんとビデオ「くりいむレモンシリーズ」のハイライトを見せてしまうというものだったのです。その後、僕は「サウンドスコール」の前後30分多めに予約をしたのはいうまでもありません。

その後、番組は「レモンエンジェル」というものに代わります。これはアイドルグループ「レモンエンジェル」が視聴者のエロい体験談をアニメ調の絵にあわせて紙芝居形式で読み上げるというものでした(これまたなんだか。。。)

ちなみにレモンエンジェルの一人桜井智はその後声優「櫻井智」として活躍していたみたいです。

ところで新シリーズが出るみたいですが、むしろ昔のやつを一度見てみたい気がする。。。
日本テレビで土曜日の朝9時半より放送中。

リポーターが東京近郊を走る電車に乗り、タイトルそのままに気が向いた駅で降りてぶらぶらと町の中で面白いものを探して歩き回るという番組。毎週リポーターは代わりますが、山口良一・阿藤快・車だん吉などが定番です。

そしてナレーションはヤッターマンの「ドクロベエ」やドラゴンボールの「うらないババ」でお馴染み滝口順平「お~やおや 阿藤さん、またなにか見つけたようですよ」などと番組を盛り上げます。

基本的に気ままに降りて、気ままに気になるお店などに入るという設定。皆さん突然の訪問にも笑顔で気さくに旅人を迎えてくれます。

僕の大学の友人Sがこの番組の大ファンらしく、ある日いつものように番組を見ていると衝撃の映像が飛び込んできたという。それは旅人がぶらりと立ち寄った 遺跡発掘現場で登場した同じ大学の友人Nの姿。あわててビデオで録画したそうです。Nのセリフはとても棒読みだったとのこと。後日、そのNにこの話をした ところ、「あれはちゃんと事前にスタッフが来てあー言ってくださいって言われたんだよ」とのこと。やっぱりそうですよね。。。

土曜の朝、ちょっとふらりと出かけてみようかと思わせる番組です。
日本テレビで木曜に放送中のミニ番組。

ミニ番組って時々自分の中でヒットするものがあります。古くは「四季の詞」「オー!マイキー」。最近のヒットは「東京日和」。東京メトロ(元営団地下鉄)がスポンサーで、毎週東京メトロの駅のある町を紹介する番組で、役所広司のナレーションです。

学生時代に1年だけ東京に住んでいました。郊外だったので地下鉄よりも東急を利用することが多かったですが、この番組を見るとつくづく降りたことのない駅があるものだと思います。今でもたまに東京へ行きますが、使うのは銀座線や日比谷線など限られたものですし。千代田線なんてほとんど乗ったことないもんなぁ。

東京メトロのCMもいいですよね。東京で過ごした短い時間をふと思い出します。山田優もかわいいし。「東京ポジティブ」。田舎もんの心にかっこよく響きます。

毎週役所広司の軽快なナレーションを聞いていると、「ぶらり途中下車の旅」を見ているようで、機会があればこの街に行ってみたいと思ってしまいます。でもたぶん行かないところがほとんどだろうなぁ。

たまにはパスカードでも買って、ふらりと駅を出てみようかな?

今日も「東京日和」。(でも現実は田舎日和。)

ゆめあい

1988年からフジテレビで放送されたコント番組。


「ごっつええ感じ」「とぶくすり」「笑う犬」や「はねるのとびら」などのようなコント番組の形のもととなった番組で、当時全国的に人気の出始めたウッチャンナンチャン・ダウンタウン・清水ミチコ・野沢直子(後期に渡米のため降板)のいわゆる「お笑い第3世代」が出演し、時間帯も「ねるとん紅鯨団」の後ということもあり、大人気をはくしました。ウンナンとダウンタウンが競演した伝説的な番組。


ウンナンの「やるやら」や今の「ゴリエ」などの「キャラクター」が強調されたのもこの番組の特徴で、浜ちゃんの「江戸っ子とおちゃん」、ダウンタウンの「浪花の浴衣兄弟」、ミッチャンの「みどり」、ウッチャンの「ムラさん」、松ちゃんの「ガララニョロロ」など数々の名キャラクターを輩出しました。年に数回「キャラクター祭り」と銘打ってお客さんを入れてのイベントもありました。


また、当時のバブル時代を反映して、出演者の服装もスタイリストがバチっとキメたお洒落なもので、オープニングテーマも当時お笑い番組とは思えないミュージックビデオ風のもので、以下のような当時大人気だったバンドを採用しています。


・「女神たちへの情歌」サザンオールスターズ
・「フリフリ’65」サザンオールスターズ
・「働く男」ユニコーン
・「スターな男」ユニコーン
・「Believe In Love」リンドバーグ


構成は毎回テーマがあり、前半はそのテーマに沿ったショートコント、CM明けに「バッハスタジオ」という音楽をテーマにしたコーナーをはさみ、後半はシチュエーションコント、そしてエンディングトークで松ちゃんの一言コーナーで締め。


ショートコントでは前述のキャラが登場するコントのほか、ナンチャンが言うちょっとしたことが原因で自殺、殺人、放火になってしまうマンションコント、松ちゃんとナンチャンがカウボーイ衣装でギターを持ち杉良太郎の「荒野のポリスマン」を歌う「スナフキンズ」、松ちゃんが映画監督で演技指導の長セリフを毎回言わされる「違う」などが印象的です。


「バッハスタジオ」は、もともと「バッハスタジオのある町」というもので、最初は毎回先生を招いて音楽の勉強をするというものでしたが、デーモン小暮がゲストに来てからは「ヘルベルト・フォン・デモヤン」と称し、毎回音楽をテーマにいろいろなこと(メジャー調の曲をマイナー調で歌うなど)をやってました。


そして、「バッハスタジオ2」とリニューアルをしてからは、当時のバンドブームを反映し、ユニコーン、ブームなどをゲストに迎えてメンバーでバンド演奏をするというものに変更。「フォーエバー・フレンズ」「あまちゃでカッポレ」などのオリジナル曲も生まれました。


シチュエーションコントでは「宅配コーヒーBy The Way」、「いまどき下町物語」、「ひと夏の湘南物語」などがあり、ここでガララニョロロやムラさんなどのキャラが生まれました。個人的には松ちゃんの演じる演歌歌手の大御所(松本コウタロウ?)が好きだった。


番組放送中には野沢直子とナンちゃんの恋仲などが噂されました。本当かどうかはわかりませんが。

その野沢直子も番組後期には渡米のため降板。メンバーはそのままに継続となりますが、その後半年ほどで番組は終了。ウンナンは「誰かがやらねば!」、ダウンタウンは「ごっつええ感じ」へと活躍の場を移します。


当時のビデオは今見ても面白い。ぜひDVDボックスかなんか出ないかなぁ(無理かぁ)。。。

ところで、後番組の「夢がMORI MORI」にはなんだかほんとにがっかりでしたね。。。

イッパツマン
1982年放送。タイムボカンシリーズの第6作目。


タイムボカンといえばヒーローと悪玉トリオ。キャラクターの属性と声優を維持しながらシリーズを重ねることで、世界観が共有されるという変わったタ イプのアニメ。「ボヤッキー」に代表される科学者タイプのキャラは「全国の女子高生ファンの諸君」で有名ですが、ちなみにリーダーの女性のキャラの声はの び太、怪力担当のキャラの声はジャイアンの声優さんです。こちらではジャイアンがのび太に完全に使われています。


ラインナップは


1 タイムボカン
2 ヤッターマン
3 ゼンダマン
4 オタスケマン
5 ヤットデタマン
6 イッパツマン
7 イタダキマン


となっております。「ヤッターマン」や「ヤットデタマン」なんかも面白いけど、この中で一番僕が好きだったのが「逆転イッパツマン」


物語は「タイムリース社」という、歴史を超えてものをリースする会社とそのライバル会社「シャレコーベリース社」との企業戦争・・みたいな感じで結局悪玉トリオとヒーローが戦う話。


全体的な登場人物の名前などは野球にちなんでいて、主人公の「豪速球」、「放夢ラン」、「2-3(ツースリー)」やメカも「逆転王」、「三冠王」、「リリーフドン」など、当時野球にまったく興味のなかった僕には全然意味のわからない名前がそろっていました。


タイムボカンシリーズは悪役キャラの特性もあって全体的に「ゆるい」雰囲気なのですが、シリーズも6作目にもなると、今までのシリーズからは思いもよらないシリアスな展開が待ち受けていました。


タイムボカンシリーズを通して最終回には驚く結末が待っています。「タイムボカン」では、すばらしい価値のあると言われていた「ダイナモンド」はただの石ころ、 「ヤッターマン」で探していた「ドクロストーン」は命令者の「ドクロベエ」のからだの一部、「オタスケマン」では悪の親玉「トンマノマント」が途中から参 加した、チョイ役としか思われていなかった(少なくとも僕はそう思っていた)二枚目キャラクター「ゲキガスキー」であった・・・など、ゆるい雰囲気で楽し んでいた視聴者はひっくりかえるような展開が待っていました。


「イッパツマン」でもイッパツマンが中盤で破壊され、豪さんがイッパツマンだと思われていたら実はロボットだったとか、最終回では悪玉トリオや主人公以外のキャラクターによるシリアスな展開があります。そういえば悪役メカを作っていた「今井市郎」なんてのもいたっけ。


本当に各キャラクターの設定がしっかりとしていて、また、シャレコーベ社員による屋台でサラリーマンの悲哀を語るミニコーナー「人間やめてどうするの?」など、大人が見てもニヤリとさせられるものが随所に入れてあり、今見直しても絶対面白いと思います。


毎回現われる意味なしメカ(豚もおだてりゃ木に登る・おろカブなど)や爆発しても死なない悪玉トリオ、そしてドクロの煙。。。ドリフにも通じるこの「ワンパターン」があり、時には「どうせいつものパターンでしょ」みたいな「はずし」もあり、そこがまた普通のアニメでは考えられない面白さがあります。

シリーズの中には地方局で再放送がされているものもある模様。イッパツマンが見たい。。。


タイムボカンシリーズについて面白いページがありました。

http://www.3aku.com/

テレビ朝日系で放送されていたクイズ番組。

はっきりいってよく覚えていません。
確か司会がフランキー堺で、解答を出すときにポコポコポコっていう音がしていた。とにかく全体的に僕的には薄気味悪いイメージでした。

実はこの番組、とても嫌いでした。水曜の夜7時に放送されていて、母親やおばあちゃんなんかは好きで見ていました。でも、当時水曜の夜7時といえ ば、誰がなんといっても「Dr.スランプ アラレちゃん」でしょう!アラレちゃん見たいのにそんな薄気味悪いクイズ番組に変えられても。。。ねぇ。


と書いているうちに歌を思い出しました。


「うーうーうーうーヤマッカン♪ うーうーうーうーヤマッカン♪ うーうーうーうーうーうーうーうーだいろっかーん♪」


こーれーだけーっ(byくまだまさし)

フジテレビ系で1997年に放送された深夜番組。

matsuoka「催眠」という菅野美穂が主演の映画を覚えていますか?続編として「千里眼」などという映画もあり、その原作を執筆したのが松岡圭祐(写真)という作家。この人はもともと臨床心理士だそうで、催眠術を使うこともできました。「催眠」公開のとき、「あれ?この人たしか・・・」って思った人もたくさんいたはず。実はこの人、催眠術師としてこの深夜番組「A女E女」に出演し、大暴れ(?)していたのです。


深夜番組とお色気といえば切っても切れないもの(と僕は思っている)。古くは「11pm」に「海賊チャンネル」、「オールナイト・フジ」、「トゥナイト」、「EXテレビ」、「ギルガメッシュないと」に「殿様のフェロモン」などなど。時には生放送での放送事故などのアクシデントもあり、楽しかったのですが、最近は小さな子どもなんかも遅くまで起きているようになったからか、昔よりもそんな番組が少なくなったような気がします。


この「A女E女」は、「殿フェロ」以来のフジテレビのお色気深夜番組。それも「催眠術」を使った「催眠バラエティ」。出演しているたくさんのおねえちゃんたち(今考えれば皆AV関係か売れないグラドルだった)は松岡氏にエッチな催眠をかけられ、あられもない姿をさらしていきます。


AEどんな催眠術かというと「音」で感じる催眠術。音が大きければ大きいほど感じる度合いが大きい。鼓膜から入る音がすべてアソコへとダイレクトに伝わるらしく(笑)音が鳴るたびに催眠にかかった女性はもだえまくります。チンパンジーのおもちゃのシンバルでは軽い刺激を感じ、将棋をさす音や風呂上りのオヤジのタオルアタックの音などでだんだんと刺激が大きくなり、とどめはあばれ太鼓でフィニッシュ!


そんな中で行われる女性たちのレース。次々に襲い掛かる快感をこらえながらゴールを目指します。実況は食わず嫌いでお馴染み、マッキーこと牧原アナウンサー


また、クマのぬいぐるみに対してした行為が自分の体にされているように感じる催眠も。松岡氏がクマで胸をさわるしぐさをすると女性も胸をおさえ、クマの股間をまさぐると・・・といったとてもエッチな催眠ショーが若手お笑い芸人(ビビるなど)の前で繰り広げられます。 ここでは松岡氏、非常にワルノリで楽しそうです。共演者からもキワモノ扱いされてます。まさかこの人が大ベストセラーの原作者になるとは思えません。


でもこれ本当にかかっているんでしょうか? 僕にはヤラセか本当かはわかりませんが、友人のFくんは「この首筋の血管の出方はマジだ」と分析していました(笑)。ま、こういうものガチだと思って見た方が面白いもんです。


しかし内容が内容なだけに、低俗番組として批判を受け(そりゃそうです)、お色気はフェードアウト、そのまま終了となります。残念。この番組に出演していたせいか、松岡氏は作家として正当な評価を受けにくいとか。。。無理もないですね。僕としてはあのキャラでもっと活躍してもらいたかった。

ココログが携帯からは見れないので、アメブロに引っ越してみました。

渋谷の社長さん、よろしくお願いします。