フランス軍 支給 の 新 ナイフ | 無芯のブログ

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フランス軍 が 2017年に採用し 2018年から支給を始めた C.A.C. ナイフ です。

とある方からこの新支給ナイフの情報を得、気になって 入手してみました。  

French Army Soldier Knife CAC

 

付属してる マニュアル の口絵                                     Knife C.A.C.

Couteau C.A.C.

CACCombat Assistance Campagne の略です。 

日本語では 戦闘支援折畳みナイフ といった所でしょうか!?

フランス軍 でのこの ポケットナイフ の位置付けは スイス軍 で 支給されてる VICTORINOX 製の ソルジャーナイフ みたいなもんなのでしょうネ~

参考:付属マニュアルの1頁と4頁

 

閉じた状態の反対側です。

ベルトクリップが付けられてますネ!!

 

ブレードを起こし・・・

 

展開した状態です。

メインブレードを展開した状態で 全長は 238mm 、 収納時 94mm 

ブレード厚 3mm      重量 175g

 

CAC フォールディングナイフ は、フランス軍 が支給している ユティリティナイフ の4代目で タレリアスボンジャン社が フランス特殊部隊に所属した Phlippe PEROTTI フィリップロッティ氏と アメリカ の ベンチメイド 社の協力を得て設計 開発しました。

1代目・2代目及び3代目のナイフは、どちらかと言うと 野営や訓練の食事時に使用するカトラリーセットと云った感じが強調されたツールでしたが、4代目は 一応 フォーク付きスプーン が付属するものの 最悪 兵士がこのナイフ単体だけでも 戦闘が可能となるようなタクティカル使用も加味して設計・製作させたようですネ!!

樹脂製グリップや各パーツ類も比較的容易に取り外せるため、ナイフ本体のメンテナンスを兵士自身でやる事が容易になってるようです。

フランス軍では 2022年までに このナイフ を 軍全体の兵士へ行き渡らす予定らしいですゼ!!

 

 

ブレードの固定には BENCHMADE 特許の AXIS ロック が 取り入れられてます。

 

フランス軍 の 支給品 である事を示す ARMÉE FRANÇAISE の文字が ブレード に刻印されてます。

根元には、製造メーカー TARRERIAS BONJEANTB ロゴ と フランス製を指す FABRIQUE EN FRANCE が入ってます。

収集者からすると残念なのが、製造年を表すような刻印が無い事ですナ~!!

 

因みにこちらが、TB outdoor で販売されている CAC Knife の 一般向け販売品 です。

ラージブレード で 軍官給品 だと ARMÉE FRANÇAISE になってる箇所が CAC 刻印に変更されているので 容易に 支給品か民生品なのかを見分けられますヨ。

(ネットから拝借した画像)

マニアとしては、やはりフランス軍で支給されている ARMÉE FRANÇAISE 刻印の有る物を狙って行きたいですネ!!

 

 

メインブレードは刀身の下半分が、セレ刃 波刃 になってます。

フランス軍 の 新小銃 HK416F 用の 銃剣 にも 同じ様なパターンの波刃が付けられてましたよネ!?

こちら、 SG2000WC F 軍支給品ではなく一般販売のFタイプ 銃剣 らしいです。

セレーション刃 が CAC Knife に似てます。

フランス軍の新銃剣の話は↓こちら

 

 

 

展開した状態の反対側です。

 

側面の写真

 

メインブレードの他には

グリップの端には ウインドウブレーカー ( 仏軍の外人部隊兵 曰く 格闘戦闘 時に使う ボーンクラッシャー 頭蓋骨砕き)と 下側側面に ストラップカッター が付けられてます。

グリップ下の三つ穴は、ベルトクリップを付ける穴で 逆側に付いてたのをこちら側へ付け替えられます。

そう云えば、取説の口絵は クリップが逆に付いてたよネ~!!(笑)

 

内側から見ると、グリップパネルと本体フレームの間にストラップカッターが挟まった状態で固定されてるのが見えます。

グリップ内側には、使用してるカッターが破損した時に交換出来る 予備 の 替刃 も入れられるようになってるようですネ!!

 

そして、フランス軍 と云えば ワイン の コルク抜き も 装着されてますヨ!!(笑)

コルクスクリュー は フレーム本体ではなく 樹脂製グリップパネルに直付けされてます。

 

こちらは CACナイフ に付属している ナイロンシースです。

                                                                   Textile case for the C.A.C. folding knife

色はデザートタンに黒色ストラップが縫い付けられてるのが、軍の支給品らしいです。民生品は全体が黒色のシースが使われてます。

 

バックルを外すと、パウチの内側に 喫食時などに使用出来るスプーンが収納されてます。

CACフォールディングナイフ は、スプーンより手前に有るスリットへ入れて携行出来ます。

 

取り出した スプーン                                           FORKS SPOON FOR C.A.C.KNIFE

以前支給された ポケットナイフ では、 スプーン と フォーク が別々にセットされてましたが 新ナイフでは一体化されたようですネ!?

 

外側 。内と外どちらも刻印類は入ってません。

 

形状は 昔、日本の小学校の給食で使われてた フォーク の機能もある 先割れスプーン に似てますネ!!(笑)

 

スプーン が入ってる スリット上部の透明スクリーン に文字が入ってます。

見辛いですが メーカー名の TARRERIAS BONJEAN  と 16 02 227 の何かの番号でしたヨ。

 

CAC ナイロンケース の 裏側です。

ボタンで脱着が可能なベルトループになってます。

 

ボタンを外した状態です。

この個体、ストラップの端が切りっぱなしになったタイプでした。・・・何れ糸が解れてくるナ~(悲)

他の個体だと、キチンと端を折り返して解れ防止加工されたポーチも有ったので(入手するなら)そちらの方がベストですネ。

 

とは云え、 フランス軍 の 新ナイフ は良いですネ~!!

 

 

それと、現状 フランス軍 の 2代目と3代目のツールナイフですが 軍支給の実物を入手するのは難しくなってきてますが、4代目のメーカーである TB社製で 当時の支給品と同型(刻印などが相違)の民生商品が 一般の販売品として購入可能な状態になってるので 気になってる方は入手してみると良いですゾ!!

2代目と同型の TB OUTDOOR Bivouac ビバークナイフ

フランス軍で これの実物は 1996年~2001年頃まで支給されました。

※追記

2代目 ビバーク ナイフ の一般販売品を入手してみました。↓

 

 

3代目と同型の Baroudeur バルドゥールナイフ

この型からカトラリーセット(フォークとスプーン)は別添えになりました。

軍では2001年~2017年まで支給。

 

1代目の フランス軍 カトラリーナイフ である TATOU も探しているので、入手出来たら紹介したですナ~!!

 

※追記

初代 の TATOU タトゥーナイフ を入手しました。