フランス軍 の 2代目 カトラリーセットナイフ | 無芯のブログ

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前に、フランス軍の新ナイフの記事の最後で触れた 2代目に採用し支給された TB OUTDOOR の ビバーク ナイフ の 一般販売品を入手する機会が有ったので購入してみましたヨ。

 

こちら届いた状態。

普通 民生販売品だと箱やブリスターパックに入って売ってそうだけど、最近のマイクロプラスチック問題のためか ビニール袋だけに入れて販売されてるようだネ!?

逆に、軍が兵士へ支給する時の状態ぽくて良いよナ~

 

BIVOUAC + ETUI (ビバークナイフとケース) 

TB社のオリジナルラベルが貼られてます。

どこかの店で、このビバークが Thiers社製とか説明していたけど ティエールって町の名前だから! (笑)

Thiers は、日本で云ったら岐阜の関市みたいな刃物の町らしいヨ。

 

それと 日本の正規輸入代理店 カタセ㈱ の製品詳細ラベルも貼られてます。

商品名は TB アウトドアナイフ ビバーク カーキ になってますネ!?

国内多店で販売されてるTBの正規輸入品は、基本的にこの会社から仕入れているようですナ。

一時期 私は TB OUTDOOR から 直接 商品を購入しようかと考えましたが どんなに小さな品でも日本までは(商品外に)別途 最低70€(日本円で約11,400円位)の送料が掛かってしまうので、とてもじゃないが1品2品買う位じゃ合わないので止めましたヨ!!

(ネットなどで同品を異様に高い値段で販売してる店って、きっと海外から独自に取り寄せた並行輸入品なのだろうネ~!?)

 

取説も入ってましたが、内容を読むと ビバーク用のではなく 同じく同社から正規輸入されてる 民生版 CACナイフ 向けのようでした。

 

 

ビニール袋から出した状態。 専用のシースに入ってます。

フランス軍で支給された2代目は、1996年~2001年と約5年間で結構短めな期間だったようですネ。

 

ケースから出したツール本体。

樹脂が多く使われてるから何となく玩具ぽい感じもします。

ただ (アウトドア用カトラリーとは云え) ナイフが付いてるんで、日本では キャンプとか登山など目的がはっきりした時にしか持ち歩けないんですけどネ~

 


ビバークツールの各部 説明図                                (ネットから拝借した画像)

 

ラージブレードを出した状態。                       couteau bivouac armée française

フランス軍の初代 TATOU ナイフ に似た刀身です。 初代はこちら↓

袋出しの新品では、あまり鋭い刃付けがされていないので 食材を切る位の使用しか出来ない感じですヨ。まぁ、用途が屋外での食事時に使用するためのツールなので全うなのですが。

 

TATOU はフランス語で (動物の) アルマジロ という意味です。

初代をデザインした芸術家は、その動物が丸まった時の状態を ツールを収納したマルチツールとして表現し 設計 製作したのではないかと思われます。

たまに、タトゥー という呼び名から初代ツールの事を 入れ墨 を示す TATOO という語句を使って表す方がいますが 全く違うものですから!!

 

 

ブレードに BIVOUAC と商品名の刻印が入ってるのが一般販売されてる民生版

フランス軍で支給されていた実物の刀身には ARMÉE DE TERRE もしくは Armée Française と刻印が入ってます。

知識の乏しいバイヤーが、民生版をフランス軍の放出品だと勘違い(or騙して?)して販売してたりするので注意が必要ですヨ!!

 

初代 TATOU ナイフ には展開したブレードを固定する機能は有りませんでしたが、2代目のビバークには付いてます。

開いた状態でブレードにロックが掛かり、赤マルした出っ張り部分を押すと固定が解除され 刀身が本体へ収納出来ますヨ。

 

付属してるカトラリーセットである スプーンとフォーク 。

初代は 片側に双方重ねて取り付けて固定 収納するようになってましたが、2代目では両サイドへ スプーンとフォークを各々別々にスライドして格納するようにデザイン変更されました。

 

スプーンの下部には

5mm幅のマイナスドライバーと M4のボルトレンチが付いてます。

 

カトラリーは各々単体でも使用出来ますが、短いと感じる場合には本体に装着して・・・

こんな感じで使っても良いようですヨ!!

 

本体のTB(メーカー名)ロゴ。

これは四角の中にTBですが、軍の支給品は丸の中へTBになってます。

 

こちらは、反対側。

当時の軍支給品には ここへ樹脂製品の製造年が分かるデートマーク(96年~01年)が有りましたが、民生販売品には入ってませんネ!!

 

あと、2代目で新たに付けられたのが この コルクスクリュー (コルク抜き)

フランス人が水の代わりに飲むという ワイン の コルクを抜く時の必需品ですゾ(笑)

 

初代TATOUとほぼ同型の缶切り&栓抜き

 

反対側には缶への貫通力が良くなるように 刃(エッジ)が付いてます。

 

 

収納状態での全周画像

フランス軍の兵士の間では、初代に肖って2代目以降のカトラリーセットナイフの事も TATOU という通称で呼んでいるそうですヨ!!

 

全展開した状態①

 

全展開した状態②裏側

 

そう云えば、この2代目って結構な数 模造された品が出回ってるから気を付けた方が良いですヨ!!

基本 ブレードに刻印が有るかどうかですネ~ 無ければ コピー品だと考えた方が良いですゾ!!!

 

こちら付属してる、OD(カーキ色)専用のナイロンケース。

 

こちらは、裏側。

形は、軍で支給されていた物と同型のようです。

因みに、カーキ以外の色のビバークには 新ナイフCAC用の色違いのケース(黒色!?)に入れられて販売されてますヨ。

 

 

いずれは、フランス軍で実際に支給されていた2代目のBIVOUACタイプを入手してみたいと思ってます。