自衛隊 88式鉄帽 用の あご紐 を固定するための 止めネジ です。
ただ、 官給品 ではなくて、 PX品 ですヨ!!
ネジ本体です、サイズは4mm×13mmと微妙な長さです。
と云うのは、官品 の あご紐ネジ は4mm×17mm なので少々短いからですヨ!!
(だけど、今出回ってる 肉薄 の 88式鉄帽 レプリカ に付けるには長過ぎるんだけどネ)
まぁ、今回 ネジは あまり重要ではありません。
注目したいのが・・・ ナット の方です!!
このナット、あご紐止め だけに使われてるのかと思ってたら、88式鉄帽 の マニュアル を見た所 うなじ当て 用のネジ 固定 にも使われているのが分かりましたヨ~
( うなじ当て とは、88式鉄帽の内側後部に付いてる後頭部下を固定するT字型のストラップの事です。)
SDF-88 など レプリカ鉄帽の うなじ止め金具の固定には、何故かハンモックを取り付けるのと
同じ 3角ナット が使われていて 今一リアルではありません。
上手く この丸ナットが入手出来て付け替えられれば、かなり実物ぽくなりますよネ!!
ただ、この PX のナットは官給品よりも少々大きめに出来てるのが 残念なんですヨ
ナットのネジを入れる突起部分の太さが、官品は4.8mmに対して こちらは5mmちょっと とやや大きく
ナット頭 側面部の太さは、官品1.3mmに対して こちらは 1.8mm程とやはり大きいです。
それ以外は、大体同じ様に作られてるので 十分使えるとは思いますけどネ!
こちらは、米軍 PASGT ヘルメット ( フリッツヘルメット ) の チンストラップ 止めに使われてるナットです。
米軍 では、この ナット パーツ の事を “ POSTS ( ポスト )”と呼んでます。
通常のネジ頭と同じく丸くなってるのが特徴です。
最近のレプリカ鉄帽あご紐止めには、この米軍タイプナットが付いてますよネ!?
比較すると自衛隊の止め具は、先端が丸くなってないのが分かりますか!?
自衛隊 の方は、脱落防止のための Eリング を付けるようになってるため丸くなって無いナットを使ってるようですナ!
実物 の あご紐用止めネジ の内側、Eリングが付いてるでしょ?
レプリカ鉄帽 の あご紐止めナット をこのPX品に替え、Eリングを噛ましてやるとさらにリアルになると思います。
試しに先日入手した SHENKEL 88式鉄帽 レプリカ へ付けてみましたヨ!!
こちらは うなじ止め の側面のナットを替えた写真です。
(※取り付けには、少々の加工が必要です)
こちらは、うなじ当て 真中止めの部分を交換した写真。
かなり良い感じでしょ!?
それでは、実物 と 比較 してみましょう!!
これは 官品 88式鉄帽 の あご紐 と うなじ当て が止めてある部分の参考写真です。
SHENKEL レプリカ鉄帽 の あご紐 と うなじ当て 止め部分を交換した写真です。
(あご紐止めには、Eリングを付けてますヨ)
細かい所ですが、ちょっとした部品替えでリアルさが増しますヨ!!
因みに、基本的には PX で この ネジ セット 単体では売ってませんゾ!
追記
この ナット ですが、 88式鉄帽2型 にも使用されてるようですヨ!!
前の型では、ハンモック ( 内装 )を内側から抑えるのを びょう付き三角かん ( 三角ナット )を使ってましたが 2型 からはこのナットに 直径2cm の ステンレス製 丸ワッシャー を通して 着装帯 を 固定させる 仕様になったようです。
88式鉄帽2型 仕様書 より抜粋
⑭ ハンモック 及び あごひも 取付ねじ
⑯ ワッシャ
の サイズ 図表
これを 6組使用して 鉄帽 の 内装 と 4点式あご紐 を固定します。
さらに、帽体 側面の うなじ当て を留める金具が付いてた穴を塞ぐための穴埋めねじ の ナット としても使われてます。
因みに 5mm 幅のナットを使用するため、鉄帽 の 帽体へ開ける 穴 の 内径 は 6mm になってます。
官品 実物 の 2型へ装着された取付金具の写真 (ネットから拝借)
この取付金具のレプリカを使って、キャロッパチ ( ダミー 88式鉄帽 ) を 2型 ぽく改修してみました。
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さらに、SHENKEL 88式鉄帽 タイプ の あご紐も改造してみました!!
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追記
各種ミリイベントやヤフオクなどに出品されてる インプの部屋さんでリアルな形状のナットが販売されてますヨ。
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(この記事の最後の方に書いてあります)