ジョブ型人事制度導入と称して給与カット、天下の愚策 | オールリコーユニオン(リコーグループ従業員労働組合)

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ジョブ型人事制度という新制度を隠れ蓑にしたリコーの減給方式が判明しました。

以下の絵は、それをサンプル的に図示したものです。

基本給=345,000円

手当て=50,000円

貰っている人が、来春5,000円昇給すると、合計の支給額は400,000万円です。

これをジョブ型人事制度の名の下、例えば「あなたの市場価値は37万円ね」と言ってきます。3万円の減額。

でもいきなり減らすと反発が高いから、2022年度は差額の3万円を第2基本給として支給します。結果的に2022年度は40万円貰えます。

ところがそれは2022年度のみ。2023年度→2024年度と調整給は減額。2025年度にはついに調整給は消滅。

この社員には37万円しか支給されません。

 

2022年度4月の旧給与体系の「昇給+基本給」の35万円は割り込まない範囲で、出来るだけジョブ型人事制度の給与を抑えてきます。日本では、赤字継続や経営努力なしでの基本給のカットは、会社側が裁判で負けるケースが多いからです。

弁護士事務所とも十分に相談したとの情報が入ってきています。

 

リコーの社員さんは、これでも亀のように首を引っ込めて息を潜めますか?

 

社員へのペイを減らすためのジョブ型人事制度、そんなもの認めちゃうのですか??