{フェブラリーS}軸馬は・・

過去10年、東京競馬場で施行された9回のフェブラリーSの傾向を見てみます。

年齢

4歳が3-5-0、5歳が5-1-2、6歳が1-1-5、7歳以上が0-2-2と、4歳5歳が中心のようです。

人気

1番人気が5-0-1で勝か飛ぶかの印象です。
2番人気は0-4-1で勝ち馬がいません。
連対馬はすべて7番人気以内で、1,2番人気での決着が1度だけです。

馬券としては、1番人気1着固定、2番人気2着固定で相手3番人気から7番人気の馬単、3番人気から7番人気の馬連BOXを勝っておけばとりあえず当たるという感じでしょうか。

斤量

前走からの斤量増減による影響はほとんど見られません。

フェブラリーSは芝組も有利!?

枠順

4枠から内に勝ち馬がいません。
2着は中程の枠が多く、3着は内外に分かれています。
1枠2枠は2着1回があるだけで、概ね内枠不利の傾向です。

軸にしたい馬が入った枠に応じて、馬券の種類を考えた方がよいかもしれません。

前走

前走、交流海外を含むG1出走馬が5-7-3と好成績をあげています。
前走G1以外では、出走頭数の多い根岸Sと平安Sが4-1-5です。
前走条件戦から馬券に絡んだのは昨年のカジノドライブ1頭だけです。

馬券に絡んだ馬の7割以上が前走3着以内です。

まとめ

傾向としては、4歳5歳中心、前走交流海外を含むG1で3着以内と言うことになるでしょうか。

後は枠順と人気で券種を決めた方が良さそうです。

今週の京都記念にはG1馬ブエナビスタが
登場します。

もちろん天皇賞へ向かうためではなく、
海外遠征を見据えての出走です。

かつて同じようなことをした牝馬がいました。
08年、ドバイへ向かうことを決めていた
ウオッカです。

彼女は京都記念に出走して6着に敗れ、
ドバイでも撃沈して帰ってきました。

帰ってきてヴィクトリアマイルで1着。
やはり日本でしか通用しない馬でした。
(また懲りずに行きますね)

ブエナビスタも京都記念の結果次第で、
ドバイへ行くらしいです。

ホントかよって言いたいです。
確か、札幌記念に出たときも、成績次第で
凱旋門賞へ行くと言っていました。

あの時も2着に敗れ、止めています。
またかよって感じですが、どうでしょう?

08年にウオッカが出た時は、56キロを
背負っていました。

今年のブエナビスタは55キロです。
ちょっと有利です。

2000Mまでのウオッカとは違い、2500Mの
有馬記念も2着なので、2200Mでも大丈夫
かもしれません。

でも、ドバイに行きたくないから負けるなんて
ことはないですよね。

調教師さんも海外に積極的な感じがしません。

いずれにせよ、京都記念は本命系のレース
なので、あまり買う気がおきません。

ですので、ブエナビスタのあっぱれぶりを見る、
その1点がこのレースの興味です。

でも、どうせドバイへ行っても勝てないのは、
みんなわかってるのに、何で行くのかな?

どう考えてもわかりません。

ということで終わりにしようと思ったのですが、
京都記念のことを何も書かないのはどうかと
思いましたので、一つだけ書いておきます。

2,7,8枠の中で、一番売れている馬が
たぶん軸馬です。

いよいよ牝馬も桜花賞へ向けて、
クラシックロードが始まります。

今週は、そのステップレースの第1弾、
クイーンSが行われます。

以前はこのクイーンS、桜花賞では
全然いらないレースでしたが、2006年
以降は馬券になるレースになっています。

というのも、重要なレースの「菜の花賞」が
2005年までは1200Mだったのですが、
06年に1600Mに変更されたからです。

それは、桜花賞はいかに1600Mの実績が
必要かという裏返しでもありますね。


<クイーンSのキーワード>

A 前2走で1200Mを走っていない。

B 生産者は社台系であること。


以上、2点が大事なポイントです。
牝馬路線では社台は他に絶対譲らない
と思います。
(別にこのレースに限らずです)

このレースはステップレースですので、
優先出走権はありません。

よって、ここに出走する馬たちは賞金獲得
上位で桜花賞に出るつもりの馬たちです。

すでにここに出走する前時点で、桜花賞
に出走するのに十分な賞金獲得馬もいます。

しかし、たぶん大丈夫だろう組(900万くらい)
は、上積みを狙って、このレースを頑張る
しかないのです。

ということで、軸馬はAとBをクリアした馬で、
もっとも獲得賞金の高い馬、必然的に人気
の高い馬になります。

クラシックレースを見るには、社台系の馬は
どの馬なのか、常に注意が必要です。
社台中心に馬社会はまわっているので、
仕方ないですね。力関係は理屈ではありません。


ということで、G1のある週の土曜日に、
何故2つも重賞をやる必要があるのか、
まったくわからない、