【なちゅの履歴書】②株バーチャル期(高校生の頃) | なちゅの市川綜合研究所

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2.株バーチャル期(高校生の頃)

高校生の頃は俗にネットバブルと呼ばれるネット株全盛期で、世の中的にはソフトバンクや光通信の株などがもてはやされました。ただ私はそのような派手に上がる株が存在することは知ってはいましたが、こと自分の興味の中心はゲーム株でした。他に会社のことがよくわかる銘柄がなかったというのもありますが、もっと単純な話でネット関連株はどれも値がさで高く、どうしても自分の買ってみたい株を買うには親の資金を遣うしかない私にとっては、1単元を数十万とか十数万円で買える値ごろな株を説得して買っても貰う必要があったので、結果的にそこに行きついた感じです。勿論、親に買って貰うといってもそれが私の資産になるわけではないのですが、それでも当時はドリームキャストの優位性を解いてセガ・エンタープライゼスの株を買って貰ったり、ドラクエの発売に備えてエニックスの株を買って貰ったりしました。

 

ただ結局セガ株は鳴かず飛ばずで半値以下までジリ安となり、創業者でありCSKのオーナーでもあった大川功氏がドリームキャストの撤退戦に850億円もの超メガトン級の私財を投じて戻ったところで処分することになったほか、エニックスもお家芸でもあるドラクエの発売延期プレイや、ゲーム株みたいな典型的カタリスト株は発売日になると逆に下がるといったことも食らい、(親のカネながら)色々と勉強させてもらいました。ただこれら散々な目に遭ったゲーム株も、買い値よりは上で処分出来たと記憶しているので、親には迷惑かけずに済んだかな・・・と思います。そのくらい当時のネット関連株の地合いには助けられました。「株は己の分析力よりも所詮は地合いが全てなんだな」などと、早くもこの時自覚したはずなのですが、そんな自覚は数年後きれいさっぱり忘れて己の実力を過信するようになります・・・が、その辺の出来事の記述は後章に譲りたいと思います。

 

話は逸れますが、その頃は競馬にも夢中になっていて、JRAの発行する競馬週刊誌「優駿」は毎月買っていましたし、GIどころか重賞全てを毎週必ず予想していました。さすがに高校生なので馬券を買ったりはしませんでしたが、一応父親はPAT会員ではありました(笑)。

競馬は株同様に馬自身のことやレース戦績、血統、相対的な対戦成績、競馬場との相性、騎手、馬体重・・・などなど頭を使う要素が多いので面白いのですが、レース毎に予想する必要があって再現性に乏しく、しかも馬券の売上はJRAが20~30%(標準25%)をテラ銭として持って行ってしまうので、投資という観点においてはどんだけ当てても期待値が限定的でした(長期でやると必ず負ける)。そのうち、これに時間を使うのはちょっともったいないな・・・と思うようになり、次第に株の世界に興味が移っていくこととなります。ちょうどその頃「ダイヤモンドZAI」が創刊となり、私は高校生ながら創刊号から読みだし、代わりに「優駿」を買わなくなってきました。当時は今のように女優・俳優の写真が表紙ではなく、ホイチョイプロダクションか何かの四コマ漫画が表紙になっており、一流経済誌会社のダイヤモンド社は気がふれたのかと本気で心配しましたが、内容的にはかなりまともで、当時は投信の宣伝も少なかったように思います。

 

(続く)

 

*参考記事① 2019-11-04

【なちゅの履歴書】①株以前(中学生まで)。

 

 

会社四季報 2019年4集秋号 [雑誌]

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