なちゅの大分旅行記③(アメイズ→INV‐REIT・亀の井ホテル編)。 | なちゅの市川綜合研究所

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既に杉乃井ホテルに一泊していたのですが、もう一泊だけ別府に泊まることにしており、

インヴィンシブル投資法人(8963)の投資主優待を使って、駅前にある亀の井ホテルに泊

まってきました。投資主優待コードを使うと宿泊料金が10%引となり、朝夕食込みで割引後

2万円弱(課金対象の大人2名分の合計額)でトリプルルームに宿泊することが出来ました。

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杉乃井ホテル同様に、こちらの亀の井ホテルも別府温泉を代表するホテルの一つであり、

全322室の客室数は同ホテルに次いで別府で第2位の規模を誇ります。“別府温泉の父”

と称される油屋熊八が創設した亀の井旅館がその基礎となっており、途中でファミレスの

ジョイフル(9942)の手に渡り、その後同じ穴見一族が運営する兄弟企業のアメイズ(6076)

に移管されました。ただそのアメイズも本業である「HOTEL AZ」へ経営資源を集中させる

ために当ホテルを2014年に売却しています。

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そしてその売却先というのが、足許でユニゾへのTOBで名を馳せるソフトバンク系の

フォートレス・インベストメント・グループ(当時はソフトバンク系ではなかった)のSPCであり、

同社は当ホテルを40億円取得しています。当時で40億円は決して安くない値段と思われ

ましたが、同社は2017年10月に傘下のインヴィンシブル投資法人に当ホテルを驚愕の88

億円(!!)と倍近い値段で転売に成功しています。フォートレスは僅か3年で凄まじい利益を

享受することとなりましたが、INVの取得NOIも7.2%と利回りでも説明可能な水準にあり、

その3年間でリニューアル効果とインバウンド効果の発現があったものと考えられます。

 

前置きが長くなりました。トリプル部屋はこんな感じです。ややビジネスホテルっぽい感じ

もしますが、リニューアルされているので内装は小奇麗に仕上がっています。

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お食事は朝夕食ともにスケールを活かしたバイキング・オペレーションであり、刺身や大分

名物のとり天、郷土料理のりゅうきゅう(魚の切り身を醤油で漬け込んだもの)などが用意

されてるほか、博多が近いこともありとんこつラーメンなどもありました。バイキングの水準

感としてはドーミーインのそれに毛が1本生えたような感じですが、こちとら大人1人あたり

1泊2食1万円を切るレートで泊まっていますので、何ら文句はありませんw

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当ホテルの目玉は客室のない3階の共用施設であり、温泉大浴場のほかに駄菓子屋さん、

卓球台、ゲームセンター、キッズスペースがあります。

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特に駄菓子屋は圧巻の品揃えです。子供連れは勿論のこと、こういう日本ならではのも

のはインバウンド客にもウケるように思います。

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当ホテルはJR別府駅から徒歩圏にあるので、飛行機→電車利用の向きにも使い勝手が

よいかと思います。廉価な宿泊レートのわりにそれなりに満足度が高いので、別府訪問の

折には宿泊先の候補に入れてみてもよいホテルかと思います。


なお、インヴィンシブルREITの投資主優待は当ホテルをはじめ、マイステイズの各館など、

対象となるホテルが多く、使用制限回数もないため使い勝手は悪くないと思います。優待

獲得には10口要るのが難ですが、配当利回りも比較的高いので、よろしければ取得検討

くださいませ。

 

以降、旅行記④に続きます(予定)。

 

 

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