おかげさまで昨日(9月10日)、投資家17周年を迎えました。
相変わらず17年も株やってるわりに、引退できるほど資力もなく、未だにサラリーマンの
端くれをしており、朝から深夜まで働かざるを得ない状況はまるで変わっていないので、
大所高所から物申すほどエラくもないのですが、“自分に厳しく、他人様には更に厳しい”
とんでもクソ芸風を確立してしまったので勘弁いただきたいと思います。
以下は私が定期投下する苦労ネタなので、古参読者様は“斜め読み”してください。
以前何回か書きましたが、私は2度も退場寸前(というか限りなく退場に近い)に追い込まれ、
地獄の淵を彷徨うような経験もしておりますので、自分をコントロールするために半分以上
は自分に対して言っていることですので、キツイ物言いもあまり気になさらないでいただけ
ると嬉しいです。やはり今振り返ってみても、人生で一番しんどかったのはリーマンショック
の時であり、社会人1~2年目の頃には学生時代に株で稼いで1千万円超の運用資産を持
っていたのにもかかわらず、これを数万円レベルにまで溶かす、というまるで漫画みたいな
経験を強いられた時です。(20代前半としては)大富豪から、大貧民まで一気に叩き落され、
当時は一般的な初任給かそれに毛の生えた程度の給料しか貰っていなかった私は、信用
取引の追証の差し入れ(当時は信用取引証拠金の維持ルールが今よりも大分厳しかった)
や、源泉徴収していなかったので、稼いでいた頃の翌年にやってくる税金の支払いなどで、
日々の生活にも困窮し、家賃を払ったら食費すらも殆ど残らなかったの当時のことを今でも
脳裏に焼き付くトラウマとして鮮明に覚えています。
当時の思い出話は色々ありますが、やはり食費節約の記憶は強く、困窮していた当時は、
味の素が製造している400gの冷凍食品のチャーハンを3分割して、朝・昼・晩で食べ、
たまにはそれに日清カップヌードルをつけて“半チャーハンセット”にしていました。本当
は「福しん」や「日高屋」に行って、そのようなものを食べたかったのですが、いかんせん
一食に600円近い大金を払うことは出来ず、たまの贅沢で吉野家で牛丼を食べたりするのが
精一杯でした。すき家に行っても卵やみそ汁は勿論、トッピングをすることもせず、ただただ
プレーンな牛丼を食べていました(松屋はみそ汁が無料なのが神でしたが近くに無かった)。
話がぶっとんでしまいましたが、かような経験が私の投資における考え方のベースになって
おり、それ以降は「石橋を叩いてぶっ壊す」超ド保守的な運用を心がけている次第です。逆
に言うと、そんな運用でも、少なくとも私位の水準であれば誰でも到達できると思います。
こんなことを言うのはおこがましいですが、やはり投資は続けることが一番難しいので、
たとえ時として蜘蛛の糸のように細々とした運用額にまで落ちぶれてしまうことがあっても、
十年以上の歳月をかければ必ず復活し、運用額もまたそれなりに纏まってくると思います。
そんなわけで、18年目となる本日以降も「負けないこと」だけを目標にしたいと思います。
今後とも弊ブログのご愛顧のほど、よろしくおねがい申し上げます。
なちゅ
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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