現在値 844円/100株 PER8.71 PBR2.30 1月配当株主優待
福岡都市圏中心にマンションや投資用ワンルーム開発・分譲。
配当金は1月に一括30円配当のため、配当利回りは約3.55%となります。
コーセーアールイーは株主優待制度を実施しており、1年以上継続して
保有している単元以上の株主に対して500円分のクオカードを進呈して
おりますので、配当優待利回りは約4.14%となります。
業績から確認していきます。
■2014年1月期 売上高 56.8億円、経常利益 5.5億円 EPS 39.6円
■2015年1月期 売上高 63.7億円、経常利益 6.9億円 EPS 55.6円
■2016年1月期 売上高 79.1億円、経常利益 6.9億円 EPS 60.7円
■2017年1月期 売上高 102億円、経常利益 10.9億円 EPS 83.0円
■2018年1月期 売上高 118億円、経常利益 13.5億円 EPS 99.6円 ce
□2016年7月中 売上高 67.5億円、経常利益 8.9億円 EPS 65.9円 ce
2017年1月期の売上高は前期比29.4%増の102億円、経常利益は同58.2%
増の10.9億円となり、期初計画を上回って着地しました。ファミリー型で
は久留米・福岡・熊本の3物件を中心に前期を28戸上回る134戸を引き渡
したほか、資産運用型も前期を90戸上回る338戸を引き渡したため、分譲
の2セグメントがともに大幅な増収増益となり、全社業績を牽引しました。
また進行期である2018年1月期の売上高は15.4%増の118億円、経常利益
は23.6%増の13.5億円を予想しております。資産運用型は前の期と同水準
で見込んでいるものの、ファミリー型で新規6棟(福岡・久留米・鹿児島)の
新規販売を予定しているため、この分の供給増がダイレクトに寄与します。
特に今期は福岡の販売物件が多く、前の期時点で契約高が積み上がって
いるため順調とみられ、会社側でも珍しく上期偏重の数字を置いています。
また前の期は3年中計の最終年度でしたが、コストプッシュによる価格転嫁が
効き、売上高は82→102億円・経常利益は7.7→11.0億円と其々超過達成と
なりました。そして今期を初年度とする新3年中計も開示しており、売上高
は141億円(CAGR11%)、経常利益は(CAGR16%)を予想しています。前の
中計が意欲的な数字を掲げながらも、既述の通りの達成具合だったことを
考慮すると保守的な目標ですが、今回も目標KPIとして自己資本比率の改善
も併せて志向しているため、「堅実な成長」を目指す3年間となりそうです。
ちなみに株主還元については、配当性向30%を基準に利益成長に応じて
増配しており、配当金は【10→12.5→25→30円(予】と順調に成長しています。
既述の新中計上では配当性向30%は据置、3年後の配当額も39円と保守的
な数字を置いていますが、これも業績予想と同じ考え方で、3年後に50~60
円程度の配当まで増額されるとみるのが自然かと思われます。
*参考記事① 2016-05-06 408円* ---
今期40円へ大幅増配も、地震影響有。コーセーアールイー(3246)。
*参考記事② 2015-04-28 747 374円* ---
中計予想値の信頼度は抜群、コーセーアールイー(3246)。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
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