割安な株が減っている感覚。 | なちゅの市川綜合研究所

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現状がバブル・・・とまでは思いませんが、割安な銘柄は減ってきていると
思います。相場全体が騰がっているので、当然と言えば当然の話ですが、
通常の相場では「PBRが絶対的に安い」とか「とにかく配当利回りが高い」
とか「株価位置がここ数年の中でめちゃくちゃ低い」とか、それだけで買える
ような理由を持つ銘柄がもっとたくさんゴロゴロしているはずなのですが、
単独の理由で買えるような銘柄は少なくなってきていると思います。

私は相場の温度感を図るために、会社四季報を適当に開いたページから
コード順に読むことがよくあるのですが、気になった銘柄につける付箋の量
がこれまでより明らかに減りましたし、付箋を貼る時も「貼るほどじゃないな」
などと躊躇することが増えました。

勿論、探せば安い株がまだまだあることは承知しているのですが、そういう
株は得てして万年割安株であり、相場の好況・不況期問わずある程度存在
するものなので、そういった株まで物色されるようなことがあれば、それこそ
相場の最終局面であり、四季報など読んでる場合ではないと思いますw

また、四季報に限らず、日経ヴェリタスの配当利回りランキングなども参考に
なるかと思います。ヴェリタスは550円もする高価な新聞ですので、毎週確認
する必要まではないかもしれませんが、この配当利回りランキングを定期的
にチェックしていても、似たような気付きがあります。色々な考え方があろうか
と思いますが、値上がり益を追求するのが投資の本筋であり、所詮配当金は
「オマケ」の世界ですので、配当利回り銘柄まで物色されてしまっているのを
見ると、もうこのアベノミクス相場は"若い相場"では無いな・・・とは思います。

※ちなみに私は値上がり益より、「オマケ」の配当金の方が好きです(笑)

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