
【3196】ホットランド(東証一部) ---
現在値 1,095/100株 PER24.0 PBR5.6 12月配当優待 6月優待
「築地銀だこ」「COLD STONE CREAMERY」などの直営・FCによる運営。
配当は年5円のため、配当利回りは0.45%となります。
ホットランドは株主優待制度を導入しており、6月末12月末に100株以上
保有する株主に対して、1,000円分の株主優待券を進呈していますので、
配当優待利回りは2.28%となります。
業績を確認していきます。
■2012年12月期 売上高 190億円、経常利益 5.8億円、EPS 119.1円
■2013年12月期 売上高 205億円、経常利益 10.3億円、EPS 42.1円
■2014年12月期 売上高 273億円、経常利益 20.5億円、EPS 112円
■2015年12月期 売上高 309億円、経常利益 15.0億円、EPS 42.3円
■2016年12月期 売上高 344億円、経常利益 17.0億円、EPS 46.3円 ce
□2016年 6月中 売上高 165億円、経常利益 9.6億円、EPS 26.2円 四e
2015年12月期通期の売上高は前期比13.0%増の309億円、経常利益は
同26.9%減の15.0億円となり、期初計画を下回りました。売上に関しては
主力の「銀だこ」が値上を行ったものの、既存店が通年で100%を超過し
好調に推移しましたが、新業態の先行投資や人件費の高騰により利益
は伸び悩み、中間までの高進捗を打ち消して減益決算となりました。
なお2016年12月期通期は11.2%増の344億円、経常利益は13.3%増の17.0
億円を予想しています。前期末606店のところ、今期の出店は68(純増
51)店を計画しており、利益率の高い「銀だこハイボール酒場」とコーヒー
業態「THE COFEE BEAN&TEA LEAF」をそれぞれ15店舗強出店します。
当社は同規模の新興外食企業と比べて業態開発が進んでいることが
強みであり、前述のコーヒー業態のライセンス獲得により、全国各地
で築年数が経過したイオンモールなどのリテナント候補になりやすく
なりました(※デベ側も目新しい業態を入れたい)。この他にも著名な
パティシエである鎧塚氏と合弁会社を作り、池袋東武百貨店・スパイス
に出店を果たすなど、業態開発力ともに店舗開発力が光ります。
また海外事業についても順調に推移しており、有力フランチャイジーと
の提携により、タイ王国で25店舗、台湾で7店舗の出店を果たしており
ます。足元ではマレーシアの有力新興外食企業「LOOB HOLDING」
や北米の「Due North Holdings(Kahala創業者が経営)」との合弁会社
も設立しており、海外事業に関しては更なる加速が期待できます。
当社は去年の9月30日から東証一部市場に指定変更となり、大株主の
ACA戦略投資のイグジットで発行済株式数の約8%が放出されましたが、
それと同時に一部記念配の2円を含む7円の初配当を実施しています。
今期は記念配を落として5円の予想ですが、配当性向10%ほどの水準に
留まっているため、業績次第では7円配の継続も十分あり得ます。
(※資金需要がある中で、初配に踏み切った是非については論じない)
*参考記事① 2014-10-05 1,212円 ---
株式分割により実質的に優待拡充、ホットランド(3196)。
*参考記事② 2015-04-01 2,223円* --
ホットランド(3196)の株主総会2015、感想とお土産など。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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