
【3196】ホットランド(東証一部) 投資判断 Inline据置
現在値 1,558円/100株 PER27.1 PBR6.68 無配 6月12月株主優待
「築地銀だこ」「COLD STONE CREAMERY」などの直営・FCによる運営。
ホットランドは配当を実施しておりませんが、株主優待制度を導入して
おりまして、6月末12月末現在の100株以上の株主に対して、1,000円分
の株主優待券を進呈しておりますので、優待利回りは1.28%となります。
業績を確認しておきます。今期は増収ながら減益を見込んでいます。
■2011年12月期 売上高 184億円、経常利益 5.9億円、EPS 60.4円
■2012年12月期 売上高 190億円、経常利益 5.8億円、EPS 119.1円
■2013年12月期 売上高 205億円、経常利益 10.3億円、EPS 42.1円
■2014年12月期 売上高 273億円、経常利益 20.5億円、EPS 112円
■2015年12月期 売上高 304億円、経常利益 18.3億円、EPS 110円 ce
□2015年 6月中 売上高 149億円、経常利益 8.4億円、EPS 44.2円
2015年6月中間の売上高は前年同期比12.7%増の149億円、経常利益は
同10.8%増の8.4億円となり、期初計画を上回りました。3月にトッピング
メニューの値上げを行ったことが奏功し、毎月の既存店売上は軒並み
前年を上回り、タコの原価上昇分をカバーして増収増益となりました。
なお2015年12月期通期は11.1%増の304億円、経常利益は△10.5%減の
18.3億円と現時点では期初予想を据え置いております。ただ通常閑散期
である7月・8月の既存店売上も前年を4%近く上回っており、クロワッサン
鯛焼きを展開する「銀のあん」も夏場対策としてアイス商品を投入して
好調に推移していることから、会社側計画は保守的と見ております。
当社は本日(9月30日)より東証一部市場に指定変更となり、それに伴う
売出がOA込で70万株弱ありました。大株主のACA戦略投資のイグジット
になっており、発行済株式数の約8%が分割前@1,641円で放出されたため
足元は需給が緩んでいます。ただこれと同時に1:2の株式分割を実施し、
実質的な優待拡充を実施しているので、次第に良化が見込まれます。
なお投資判断についてはInlineを継続します。
当面は需給難ですが、時価総額200億円台の有力優待株は魅力です。
足元では海外展開を加速させており、尖沙咀のそごうに「銀のあん」の
一号店を出店したり、チーズタルト専門店「BAKE」の香港・マカオ・台湾
でのエリア展開ライセンスを取得するなどしております。国内では歓楽
街でのインバウンド向けの売上が急増し、認知度が急伸しているため、
アジア圏を中心とした海外で飛躍的な成長を遂げる可能性があります。
*参考記事① 2015-04-01 2,223円* 投資判断Inline格下げ
ホットランド(3196)の株主総会2015、感想とお土産など。
*参考記事② 2014-10-05 1,212円 投資判断Outperformでカバー開始
「銀だこ」のホットランド(3196)の業績レビューと上場記念100円引きセール。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




にほんブログ村