
【9384】内外トランスライン(東証一部) ---
現在値 1,059円 /100株 PER10.2 PBR1.84 6月配当 12月配当優待
独立系の国際海上輸出混載首位。豊富な仕向け地と運航頻度が強み。
配当は6月12月の年2回合計30円のため、配当利回は2.81%です。
内外トランスラインは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
1,500円のカタログを進呈しているので配当優待利回は約4.24%となります。
業績を確認していきます。
■2012年12月期 売上高 134億円、経常利益 9.7億円 EPS 43.7円
■2013年12月期 売上高 167億円、経常利益 12.0億円 EPS 68.9円
■2014年12月期 売上高 200億円、経常利益 12.0億円 EPS 20.2円
■2015年12月期 売上高 226億円、経常利益 15.6億円 EPS 94.7円
■2016年12月期 売上高 238億円、経常利益 16.8億円 EPS 114.5円 ce
□2016年6月中間 売上高 116億円、経常利益 7.9億円 EPS 50.5円 ce
2015年12月期の売上高は前期比12.8%増の226億円、経常利益同29.9%
増の15.6億円となり、中間増額の勢いそのままに期初計画を上回って
着地しました。主力の輸出混載輸送が底堅く推移したほか、輸出航空
輸送売上が上伸し、子会社や海外現法についても好調に推移しました。
なお2016年12月通期の売上高は3.4%増の238億円、経常利益は7.1%増
の16.8億円と微増を予想しており、前期に続いて保守的な数値な計画を
出してきています。混載輸送自体は堅調に推移するとみられるものの、
足元の円高傾向を織り込んでいるようです。また釜山新港で建設中の
新倉庫(5,300T)の寄与も来期以降のため、今期は雌伏期となります。
今期を最終年度とする中計では売上高230億円、営業利益率7%(16.1億)
を目標としておりましたが、ROEなどの周辺目標値も含めて1年前倒で
ほぼ達成しているため(達成はともかく前倒はややサプライズ感あり)、
ローリング待ちの状況ですが、次の3年中計では売上300億円水準を
計画してくるものと推測されます。
配当金に関しても公約30%水準に即して前期25円(分割修正)、今期は30
円と連続増配を予想していますが、今期予想EPS114円で洗替えすれば
33-35円程度迄増配幅の拡大が期待できます。当社は非常に財務状況
が良好であり、無借金かつ現金同等物を46億円も保有しているため、
なお還元余地は高いものとみられます。
*参考記事① 2015-09-11 1,119円 --
久々に会社計画線で進捗、内外トランスライン(9384)のレビュー。
*参考記事2⃣ 2014-09-22 1,442円 投資判断Outperform継続
今期も期中で下方修正、内外トランスライン(9384)の業績レビュー。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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