今期も期中で下方修正、内外トランスライン(9384)の業績レビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【9384】内外トランスライン(東証2部)投資判断Outperform継続

現在値 1,442円 /100株 PER77.1 PBR1.29 6月配当12月配当優待

独立系の国際海上輸出混載首位。豊富な仕向け地と運航頻度が強み。

配当は6月12月の年2回合計33円のため、配当利回は2.28%です。
内外トランスラインは株主優待制度を実施しており、100株以上の株主に対して
2,500円分のギフトを進呈しており、配当優待利回りは約4.02%となります。

業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 125億円、経常利益 10.4億円 EPS 109.2円
■2012年12月期 売上高 134億円、経常利益 9.7億円 EPS 87.5円  
■2013年12月期 売上高 167億円、経常利益 12.0億円 EPS 137.8円  
■2014年12月期 売上高 190億円、経常利益 11.0億円 EPS 18.7円 ce
■2015年12月期 売上高 200億円、経常利益 15.0億円 EPS 187.0円 四e
□2014年6月中間 売上高 96億円、経常利益 3.2億円 EPS▲76.2円

今2014年6月中間期は売上高は期初予想を上回ったものの、利益面は
インド子会社の販管費の増(貸倒引当金の増加)が営業益にヒットし、
それに加えて同社のれんの減損と株式評価損などが最終利益に影響を
与えたため、各利益は軒並み未達となり、最終利益は赤字となりました。

そのため通期の見通しも利益面は減額修正となり、一転して減益見込み
となりましたが、インド以外の事業は円安の進行や買収会社の寄与も
相まって順調に推移しているため、売上高は逆に増額されています。

なお、今期を始期とする中期経営計画については見通しを維持しており
2016年12月期の目標値を売上高230億円、営業利益率7%超(16.1億)を
引き続き計画しております。財務的には余裕があるので、数字が足りない
場合はM&Aを駆使して数字を作りにいくつもりかもしれません。

以上、投資判断についてはOutperformでカバー継続します。

いくら営業外とはいえ、2期連続の下方修正はややネガティヴな印象です。
会社の業績信頼度が低下してしまい、意欲的な中計も色褪せてしまいます。

ただ会社側は一貫した強気姿勢を崩しておらず、今期の最終利益は水面
スレスレではあるものの、中間株主通信を読む限りは期末20円の配当も
維持される見通しが非常に強いため、この意欲を買って強気継続です。
配当性向30%目標なので、下手すると再増配する可能性すらあります。

*参考記事① 2014-04-01 1,421円 投資判断Outperform
好財務の高成長銘柄、内外トランスライン(9384)からカタログギフト
が来たので定期レビュー。


*参考記事② 2013-03-31 1,400円 投資判断Outperformでカバー開始
内外トランスライン(9384)から株主優待が来たので短評。

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