
【6294】オカダアイヨン(東証2部) ---
現在値 1,120円/100株 PER11.9 PBR1.24 3月配当優待
破砕・解体用建機メーカー。環境機械の仕入れ販売も。アジア開拓。
配当は3月一括の20円配当のため、配当利回りは1.78%となります。
オカダアイヨンは株主優待制度を導入しており、3月末の単元株主に
2,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約3.56%となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 82.2億円、経常利益 5.0億円、EPS 68.6円
■2013年3月期 売上高 84.7億円、経常利益 6.0億円、EPS 81.7円
■2014年3月期 売上高 103億円、経常利益 8.3億円、EPS 83.9円
■2015年3月期 売上高 119億円、経常利益 9.4億円、EPS 83.3円
■2016年3月期 売上高 125億円、経常利益 10.0億円、EPS 94.2円 ce
□2015年9月中間売上高 61.2億円、経常利益 5.6億円、EPS 48.8円
2015年9月期中間期の売上高は前年同期比比7.3%増の61.1億円、経常
利益は同1.2%増の5.6億円となり、ほぼ期初計画線での着地となりました。
国内は耐震建替工事の増加により圧砕機は伸びたものの、油圧ブレーカに
関しては公共事業や震災復興需要の一巡で減少となりました。そのため、
単体では中間減額となったものの、海外子会社の売上が堅調だったため
連結では辻褄を合わせて計画通りの落着となりました。
なお2016年3月期通期の売上高は4.7%増の125億円、経常利益は5.5%増の
9.4億円の予想を据え置いています。前期に3割も売上を伸ばした海外は
今期は更に5割増のペースで伸びているため、通期計画値は達成圏です。
2021年3月期を最終年度とする中期経営計画「アーチ2020」では売上高
CAGR約9.0%、営業利益率10%を計画しているため、今上期の売上高及び
営業利益では未達ペースながら、まずまずの水準で仕上がっています。
会社側では五輪こそあるものの、国内についてはいずれ頭打ちになると
見ており、前述の中計についても基本的には海外を伸ばすのがメイン
シナリオになっていますが、ここにきて朝霞工場に10億円を費やしたり
東京オフィスを霞が関の東京倶楽部ビル(家賃高い)に移転させたりと
国内事業に関してもそれなりに爪を伸ばしに来ています。
標題にも記しましたが、クオカード株主優待の導入により、それまで約
1,800名だった株主数が一気に3倍強となる約6,100名まで膨らみました。
元々は大証二部上場の地味な解体機器メーカーでしたが、市場統合で
東証二部に引きずり出され、気付けば色気まで出してきている風です。
まさに「ところ変われば・・・」といった感じでしょうか。
*参考記事 2015-07-23 1,168円
高額クオカード優待導入と連続増配、オカダアイヨン(6294)。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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