
【6294】オカダアイヨン(東証2部)投資判断 新規Outperform
現在値 1,168円/100株 PER13.5 PBR1.19 3月配当優待
破砕・解体用建機メーカー。環境機械の仕入れ販売も。アジア開拓。
配当は3月一括の20円配当のため、配当利回りは1.71%となります。
オカダアイヨンは株主優待制度を導入しており、3月末の単元株主に
2,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約3.42%となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 82.2億円、経常利益 5.0億円、EPS 68.6円
■2013年3月期 売上高 84.7億円、経常利益 6.0億円、EPS 81.7円
■2014年3月期 売上高 103億円、経常利益 8.3億円、EPS 83.9円
■2015年3月期 売上高 119億円、経常利益 9.4億円、EPS 83.3円
■2016年3月期 売上高 125億円、経常利益 10.0億円、EPS 94.2円 ce
□2015年9月中間売上高 61.9億円、経常利益 5.6億円、EPS 50.7円 ce
2015年3月期の売上高は前期比15.1%増の119億円、経常利益は同
13.1%増の9.4億円となり、2期連続で2桁の増収増益を達成しました。
主力の解体用建機(圧砕機・油圧ブレーカー)が耐震建替工事による
需要の増加があり、前期比で3割近く伸び業績を牽引しました。
なお今2016年3月期の売上高は4.7%増の125億円、経常利益は5.5%増
の9.4億円を見込んでいます。足元で高い伸び幅が続いていたため、
一服となる見通しですが、引き続き首都圏を中心に五輪を見越した
解体需要が旺盛であり、前期に売上を3割近く伸ばした海外事業も
米国・ASEANの事業環境が良好なため底堅く推移する見通しです。
また当社は2021年3月期を最終年度とする中期経営計画「アーチ2020」
を策定し、6年後の売上高200億円(CAGR約9.0%)、営業利益率10%を
計画しています。今期を含めた前半三ヵ年は朝霞工場の新設などを
含めた生産能力拡大や体制強化に充て、後半三ヵ年で海外を中心に
刈り取りを行っていく計画となっています。
投資判断については新規でOutperformとします。
当面の事業環境が良好であり、中計で一定の成長力も確認出来ます。
当社は11年3月期から連続増配しており【0→5→8.5→10→12→18】
今期も2円増の20円配当を予想しています。ただ中計による配当性向
の目標水準は20%-30%・DOEで2-3%ですので、なお増配余地あります。
こういった連続増配とともに、クオカード優待の導入を行っており、
明らかに株主数を増やしにいっている印象を受けます。現在2部上場
となっていますが、その先の展開を見越しているのかもしれません。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。





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