
【3660】 アイスタイル(東証1部) 投資判断 Inline格下げ
現在値 1,018円/100株 PER34.7 PBR6.5 6月配当 株主優待あり
20~30代女性向け化粧品の口コミサイト『アットコスメ』運営。
配当は6月末に1円のため、配当利回りは約0.1%弱となります。
アイスタイルは株主優待を導入しており、単元株以上の株主に対して、
化粧品ショッピングサイト「cosme.com」の利用券4,800円分を進呈して
いるため、配当優待利回りは約5%弱となります。なお、利用券使用に
あたっては制限がありますのでご注意ください。
業績をチェックしていきます。
■2012年6月期 売上高 44億円、経常利益 6.1億円 EPS 16.2円
■2013年6月期 売上高 64億円、経常利益 7.1億円 EPS 16.2円
■2014年6月期 売上高 71億円、経常利益 4.6億円 EPS 0.5円
■2015年6月期 売上高 96億円、経常利益 6.4億円 EPS 12.2円
■2016年6月期 売上高 115億円、経常利益 11.3億円 EPS 29.3円 ce
□2015年12月中 売上高 53億円、経常利益 4.6億円 EPS 15.0円 四e
2015年6月期の売上高は前期比35.3%増の96.6億円、経常利益は同
40.6%増の6.4億円となり、期初予想を大幅に上振れして着地しました。
投資先行のため売上は伸びるものの利益は半減する見通しでしたが
いざフタを開けてみればPC広告が想定超で推移し、小売店について
もインバウンド効果の炸裂により大幅な増収増益となりました。
なお今2016年6月期の売上高は19%増の115億円、経常利益は同76
%増の11.3億円とトップライン段階から2割超の伸びを予想しており、
高い成長モメンタムが継続する見込みです。本業のマーケティング
(広告)事業が海外子会社の譲渡やリストラでまさかの減収見込(!)
となるものの、小売事業が新規出店と海外・ECの続伸により大幅な
増収を確保する見通しとなっています。
小売事業は従来からある新宿・上野に加え、現在では渋谷・池袋・
有楽町・大阪戎橋・新橋(ライセンス)が加わり、さらに新宿東口の
ヤマダ電機では化粧品/美容フロアのプロデュースを始めるなど、
インバウンドの増加を追い風に急拡大の一途を辿っています。
以上、投資判断はInlineに引き下げカバーを継続します。
野心的な会社計画は達成可能とみますが、足元の株価が割高です。
前期の驚異的なまくりにより、本来の中期経営計画の目標値である
今2016年6月期の売上高100億円・営業益15億円を再び射程に捕ら
えてきました。営業利益はさすがに厳しいかもしれませんが、売上高
に関してはまず間違いなく達成してくると思われます。
また最近ではアイスタイルキャピタルという投資子会社を立ち上げ、
ややサイバーエージェントっぽい感じになってきていますが、当社
VC事業の投資先はアライドアーキテクツやgumiなど前評判だけは
高いものが多く、しかも売り時を逃して保有継続したりしている印象
もあるため、投資が上手いのが下手なのか良くわからない感じです。
*参考記事 2014-09-30 484円 投資判断 Outperform継続
アイスタイル(3660)から株主優待が来たので短評。
*参考記事 2013-10-15 538円 投資判断Outperformでカバー開始
ヤフー関連銘柄、アイスタイル(3660)の研究。
![]() | 新品価格 |





にほんブログ村