
【8877】日本エスリード(東証1部) 投資判断 Outperform継続
現在値 1,263円/100株 PER9.3 PBR0.63 3月配当優待 9月配当
マンション企画開発・販売。大阪で供給トップ級。森トラスト子会社。
配当は年2回で合計25円のため、配当優待利回りは1.97%となります。
日本エスリードは株主優待制度を導入しており、3月末の100株以上保有
の株主に対してチョイスギフト(グルメカタログ)3千円相当の株主優待
を進呈しておりますので、配当優待利回りは約4.35%となります。
業績を確認していきます。
■2013年3月期 売上高 286億円、経常利益 20億円、EPS 71.13円
■2014年3月期 売上高 299億円、経常利益 32億円、EPS 117.1円
■2015年3月期 売上高 305億円、経常利益 32億円、EPS 129.3円
■2016年3月期 売上高 300億円、経常利益 32億円、EPS 136.1円 ce
□2015年6月1Q 売上高 48億円、経常利益▲1.7億円、EPS 0.9円
□2015年9月中 売上高 120億円、経常利益 2.6億円、EPS 18.1円 ce
前2015年3月期の売上高は前期比1.9%増の305億円、経常利益は同1.5%
増の32.5億円となり、期初計画をやや上回り、増収増益で着地しました。
分譲戸数は期初1175戸計画のところ、1250戸まで伸びましたが、用地
の仕入れ価格が高止まりしているため利益率がやや悪化しました。
なお今2016年3月期の売上高は18.0%増の360億円、経常利益は1.2%増の
33億円を計画しております。今期の分譲戸数は1400戸強と150戸伸びる
見通しですが、用地価格の高止まりと建築費の高騰が効いて利益面は
殆ど伸びません。また、今期の引渡しは更に下期偏重となる見込みで
開示済みの第一四半期も1.7億円の赤字通過となっています。
以上、投資判断はOutperformを継続します。
今期も見所はありませんが、実質無借金のデベは安定感があります。
今期の予想配当も相変わらず25円の継続が予定されており、配当性向
は2割にも満たない水準となっています。本当であれば親の森トラスト
傘下の総合リート向けに賃貸マンションを作って一棟おろしをすれば、
ある程度業績を作れるはずですが、どうやらそんな気はないようです。
(注・森トラ総合リートは基本的にはレジものは買いません)
引き続き、森トラストの当社への距離のとり方には注目です。
*参考記事① 2015-02-03 1,204円 投資判断Outperform継続
好財務の在阪マンデベ、日本エスリード(8877)のレビュー。
*参考記事② 2014-07-14 1,018円 投資判断Outperform継続
森トラスト子会社、日本エスリード(8877)からギフトカタログがきました。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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