
【9319】中央倉庫 (東証1部)投資判断 Outperform継続
現在値 975円/100株 PER13.2 PBR0.53 3月配当優待 9月配当
内陸の総合物流でトップクラス。倉庫上位の安田倉庫と連携。
配当は3月9月の年2回で22.5円配当のため、利回りは2.30%となります。
中央倉庫は株主優待制度を導入しており、3月末現在の単元株主に
お米券を2枚進呈しているため、配当優待利回りは約3.21%となります。
(3年以上継続している単元以上株主には、お米券が1枚追加されます)
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 219億円、経常利益 13.6億円、EPS 44.3円
■2013年3月期 売上高 224億円、経常利益 14.3億円、EPS 45.6円
■2014年3月期 売上高 231億円、経常利益 12.8億円、EPS 38.8円
■2015年3月期 売上高 235億円、経常利益 14.7億円、EPS 47.2円
■2016年3月期 売上高 245億円、経常利益 16.0億円、EPS 73.5円 ce
□2015年9月中間売上高 123億円、経常利益 8.1億円、EPS 49.4円 ce
2015年3月期の売上高は前期比1.9%増の235億円、経常利益は同15.6
%増の14.7億円となり、期初計画線でのピンポイント着地となりました。
入出庫高の増加により、保管料収入が伸び、入出庫の荷役料も増加
したため堅調な業績推移となりました。
なお今2016年3月期の売上高は4.0%増の245億円、経常利益は8.2%増
の16億円を見込んでいますが、これは今期を最終年度とする第4次中計
の目標値と一致しています。主力の城南営業所や金沢営業所の増床が
昨年末に完了し、これらの通期寄与も見込まれるため、今期の業績も
余程のことがない限り計画水準で達成してくることが予想されます。
なお投資判断についてはOutperformを継続とします。
今期はPERが低下していますが、倉庫売却特益があるので要注意です。
当社は有利子負債が35億円しかないのにもかかわらず、現金は74億円
も保有している実質無借金状態です。今期は前述の倉庫売却による
特別利益でまたキャッシュが増えるため、いい加減株主還元にまわして
ほしいところですが、残念ながら配当予想は据置となっています。
巡航水準での配当性向は50%程度ですが、今期は30%まで低下する
ため第4次中計達成での特別配当などに期待したいところです。
(※写真のとおり今回はまだ長期認定となりませんでした。残念。)
*参考記事 2014-07-15 890円 投資判断 Outperform継続
業績安定の中央倉庫(9319)から株主優待のお米券がきました!
*参考記事 2013-02-05 709円 投資判断Outperformでカバー開始
東証1部への統合を狙う中央倉庫(9319)。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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