
【3387】クリエイト・レストランツHD(東証1部) 投資判断Inline継続
現在値 2,416円 PER21.0 PBR7.40 2月配当優待 8月配当優待
SC等の飲食フロアにビュッフェやカフェ展開。立地ごとに業態開発。
配当金は2月8月の年2回で合計33円で、配当利回りは1.41%となります。
クリエイトレストランツは株主優待制度を実施しており、100株以上の
株主に対して、年2回3,000円ずつのお食事券を配布しておりますので
これらを合算した配当優待利回りは約3.84%となります。
業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 370億円、経常利益 25.5億円 EPS 22.5円
■2012年2月期 売上高 346億円、経常利益 35.5億円 EPS 28.6円
■2013年2月期 売上高 371億円、経常利益 28.2億円 EPS 35.8円
■2014年2月期 売上高 525億円、経常利益 37.9億円 EPS 61.2円
■2015年2月期 売上高 693億円、経常利益 43.8億円 EPS 206円
■2016年2月期 売上高 820億円、経常利益 61.0億円 EPS 111円 ce
□2015年8月中 売上高 402億円、経常利益 33.5億円 EPS 51.1円 ce
前2015年2月期の売上高は前期比32%増の693億円、経常利益は同15%増
の43億円となり、高成長を遂げた前々期に続いて2桁の増収増益を確保し、
会社計画比でもほぼ予想通りの着地となりました。高速出店を継続する
SFPダイニングが想定超で推移しており、全社既存店売上高も99.1%想定
のところ99.6%程度で推移したことで堅調な決算となりました。
今2016年2月期の売上高は18.3%増の820億円、経常利益は同39.1%増の
61億円を予想しており、今期も大躍進の計画となっています。引き続き
SFPの大量出店の収益貢献が本格化するほか、つけ麺屋のYUNARIも
通期寄与となります。またこの数字には織り込んでいませんが、今期
予想公表後に新たに買収した会社(詳細は後述)の業績が8ヵ月分オン
されますので、期初にして既に増額含みの状況となっています。
また前期に策定した中期経営計画も1年前倒し達成によりローリングして
おり、来17年2月期は売上950億円/経常益38億円、再来18年2月期は
売上1080億円/経常益47億円を予想していますが、これはオーガニック
グロースのみの計画値であり、先述の様なM&Aによる増分を含みません。
以上、投資判断についてはInlineを継続します。
成長力ありますが、足元の株価は高騰しておりますので実態相応です。
さて標題のとおり、オリックスからキンレイの外食部門であり「かごの屋」
を展開するKRフードサービスを焼く150億円で買収しました。オリックス
が大阪ガス系から食品部門を含むキンレイ全体を買収した時の値段と
あまり変わらず、PLを見る限り決して安くない買い物かと思います。
特にSFPの持分を75%取得した時の値段が65億円程度(※これも安くない)
ですので、「かごの屋」の関東での高速出店と共通化によるコストメリット、
果ては将来的な単独再上場まで見込んでやっとつけられる値段です。
ただ和食大手のとんでん、カルラ、木曽路、サトあたりにとって一番嫌な
展開になったことは事実で、関東は間違いなく荒らされることでしょう。
あと忘れてはいけないのが買収資金の調達です。SFPメガトン上場による
持分売却により、前期末のネット有利子負債を125億円→24億円にまで
削減したのに、また同水準以上まで膨張してしまうことは避けられません。
さてさて、どうやって資金を集めることやら。いつものアレ(以下自粛
*参考記事① 2015-02-22 1,579円 投資判断Inline継続
クリエイト・レストランツ(3387)の新宿・きづなずしに初訪店!
*参考記事② 2014-11-12 1,479円 投資判断Inline継続
原宿にポムポムプリンカフェをオープン!クリエイト・レストランツ(3387)から優待がきました。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。





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