
【3053】ペッパーフードサービス(東証マザーズ)投資判断Inline据置
現在値 2,720円/100株 PER20.66 PBR6.75 12月配当優待 6月優待
ステーキのファストフード店ペッパーランチが主力。FC店舗8割。
配当金は12月期末一括10円配のため、配当利回りは0.36%となります。
ペッパーランチは株主優待制度を導入しており、6月12月末現在の単元
以上保有の株主に対し、当社運営店舗で利用可能な2,500円分株主優待
食事券を5枚を配布していますので、優待利回りは約2.20%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 51.8億円、経常利益 1.3億円 EPS 11.5円
■2012年12月期 売上高 52.3億円、経常利益 0.9億円 EPS 5.4円
■2013年12月期 売上高 56.8億円、経常利益 2.0億円 EPS 53.1円
■2014年12月期 売上高 87.9億円、経常利益 5.7億円 EPS 172.8円
■2015年12月期 売上高 152.9億円、経常利益 7.4億円 EPS 131.3円 ce
□2015年6月中間 売上高 63.6億円、経常利益 1.8億円 EPS 27.0円 ce
前2014年12月期の売上高は前年同期比54.6%の87.9億円、経常利益は
同174.3%増の5.7億円となりました。前期は業績好調につき期中に期初
計画を売上高で約2割、経常利益で約4割上方修正しておりましたが、
さすがに欲張りすぎたのか、売上高は修正計画比未達となりました。
(なお経常利益については、修正後の水準を確保しています。)
今2015年12月期も高成長が継続する見込みとなっており、売上高は74%
増の152.9億円、経常利益も3割増の7.4億円を予想しております。ただ
主力のペッパーランチ事業は微減、レストラン事業も微増計画ですので
売出中の「いきなり!ステーキ」事業の新規出店の成否に掛かっています。
同事業は期末店舗数30店舗ながら、年内に倍以上となる53店舗の出店
を目標に掲げていますが、出店のバロメータとなる社内報を確認するに、
2月下旬に出店した33号店(今期3店目)に続く3月の出店も2店舗ほどに
とどまる見通しです。未だ第一四半期決算も締まっていない状況ながら
会社側の出店計画にやや過大感があるような印象を受けます。
ただ全社の既存店売上高に関してはどの業態も軒並み昨対で100%以上
をキープしているほか、今後のTPPの進展などにより原材料安が進めば
原価削減となる可能性もあるため、アップサイド要素も多少はあります。
以上、投資判断についてはInlineを継続します。
上述のとおり今期計画の達成は不透明であるものの、優待のある外食株
のPERで20倍水準というのは成長力皆無でも許容されるバリュエーション
ですので、上半期くらいで数字の見込みが立ってくれば株価的には水準
訂正の可能性もあるかと考えております。
ファイナンスも昨年やったばかりで、その際の株価水準を回復しない限り
次はやりずらいはずなので、希薄化リスクは後退しているものと思われ
ますが、会社側が個人投資家相手に何らかの株価対策をする様な場合
はその限りではありません(その場合は逆に騰がる可能性もあります)
*参考記事 2014-09-10 3,550円 投資判断Inline格下げ
大躍進の優待銘柄、ペッパーフードサービス(3053)から食事券が来ました!
*参考記事 2014-03-29 1,029円 投資判断Outperformでカバー開始
いきなりステーキ優待銘柄、ペッパーフードサービス(3053)
から食事券が来たので短評。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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