
【3053】ペッパーフードサービス(東証マザーズ)投資判断Inline格下げ
現在値 3,550円/100株 PER22.8 PBR17.6 6月優待12月優待 無配
ステーキのファストフード店ペッパーランチが主力。FC店舗8割。
利益剰余金が未だマイナスであるため、ここ数年配当を行っておりません。
ペッパーランチは株主優待制度を導入しており、6月12月末現在の単元
以上保有の株主に対し、当社運営店舗で利用可能な2,500円分株主優待
食事券を5枚を配布していますので、優待利回りは約1.40%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 51.8億円、経常利益 1.3億円 EPS 11.5円
■2012年12月期 売上高 52.3億円、経常利益 0.9億円 EPS 5.4円
■2013年12月期 売上高 56.8億円、経常利益 2.0億円 EPS 53.1円
■2014年12月期 売上高 92.3億円、経常利益 5.6億円 EPS155.4円 ce
□2014年6月中間 売上高 35.8億円、経常利益 1.5億円 EPS 40.8円
今期については3月に一度レビューしたばかりなので詳細は割愛しますが
中間決算も期初予想値以上で無事に通過し、通期も上方修正となりました。
また、この中間の数字もそれなりのもので、売上は前年同期比で約3割、
経常利益も約2割5分の伸びをマークしております。
一点残念だったのは、この中間の数字を確定する前に中間の業績修正を
リリースしたのですが、数営業日後の短信ではその落着予想値を微妙に
割り込んだことです。やはりこの辺に脇の甘さがあることは否めず、
いくら足元の状況が好調とは言え、修正後の通期予想額もハードルも
高いことから、最後まで業績未達懸念が燻りそうな印象を受けます。
一方、最近の当社の動きで良かったと思われるのはマイルストーン社
に3,185円で新株予約権を割り当て、約10億を調達した資本政策です。
2年前まで株価数百円台だった株価が暴騰しているのをいいことに、
これだけの高値で首尾よくファイナンス出来たことは評価出来ます。
以上、投資判断はInlineに一段階格下げしてカバーを継続します。
理由は株価高騰によるバリュエーション急低下と未達懸念です。
ただ、当社の成長スピードに一抹の危うさを感じることがあっても、
実は殆どフランチャイズで展開しているため、想像以上に安定感が
あることも事実です。足元の株価が高い分どうしても厳しい評価に
なってしまうのですが、気長に見守っていきたいと思います。
なお、当社に関しては弊ブログでなくても他に研究しているブログが
いっぱいありますので、何処とは申しませんがそちらをご覧下さい。
私も当社株については自力で調べる気は殆どありません。。
*参考記事 2014-03-29 1,029円 投資判断Outperformでカバー開始
いきなりステーキ優待銘柄、ペッパーフードサービス(3053)
から食事券が来たので短評。 (過去記事に飛びます)
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