
【3053】ペッパーフードサービス(東証マザーズ) 投資判断 Outperform
現在値 1,092円/100株 PER9.8 PBR6.82 6月優待12月優待 無配
ステーキのファストフード店ペッパーランチが主力。FC店舗8割。
利益剰余金が未だマイナスであるため、ここ数年配当を行っておりません。
ペッパーランチは株主優待制度として、6月12月末現在の単元以上株主に対し、
当社運営店舗で利用可能な2,500円分株主優待食事券を5枚を配布していますので、
優待利回りは年2回の合計で約4.57%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 51.8億円、経常利益 1.3億円 EPS11.5円
■2012年12月期 売上高 52.3億円、経常利益 0.9億円 EPS5.4円
■2013年12月期 売上高 56.8億円、経常利益 2.0億円 EPS53.1円
■2014年12月期 売上高 75.0億円、経常利益 4.0億円 EPS111.2円 ce
■2015年12月期 売上高 85.0億円、経常利益 5.0億円 EPS104.3円 四e
□2014年6月中間 売上高 33.5億円、経常利益 1.1億円 EPS26.1円 ce
当社と言えば例の事件が起こってからは、業績的にも苦難の時代が続き
売上高も減少傾向で50億円程度に留まっておりました。しかしながら足下では
業績回復傾向が鮮明となっており、前2013年12月期については売上高が数%の増
だったにもかかわらず、経常利益は前期比で倍増しております。
更に今期は売上高も2桁の伸びとなることに加えて、経常利益は更に倍の4億円を
予想しており、第2の成長ステージに入ったように思われます。
前期は店舗数純減でしたが、今期は直営16店舗・FC14店舗の計30店舗を出店する
ため業績が大幅に拡大します。特に当社の場合はFC店舗の比率が高いため、
今後予想される人件費の増が抑制されつつも、加盟金収入が拡大していくため
同業他社よりもかなり有利な数字が作れるものと考えております。
新業態の「いきなりステーキ」は各種メディアでバンバン取り上げられており、
こういうヒットは店舗利用客のみならず、全国のFCオーナーの心を熱く揺さぶる
良い材料にもなる筈です。景気が良くなってくると、やっぱ肉だな的な。
そんな感じで絶頂期前夜のレインズみたいになっている感じはありますが、
海外にも怒涛の出店攻勢をかけていることもあり、日本食(なのか?)の
代表選手として頑張って欲しいと思っています。
投資判断についてはOutperformでカバー開始します。
先にも述べましたが、外食業界は増税や人件費の増もあるので基本ネガティブ
ではあるものの、FC主体で特徴ある商品や業態を開発出来る能力のある当社は
一段別格視しております。海外でウケる業態であるのもポイントです。
そんな訳で一瀬社長におかれましては、ステーキけんにインスパイアされた感じの
「くに ステーキ&ハンバーグ 満腹サラダバー」の様な業態名を付けるのは
止めていただき、業態のパイオニアとして堂々と事業展開してほしいものです。
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