
【3197】すかいらーく(東証1部) 投資判断 新規Inline
現在値 1,499円/100株 PER20.5 PBR 3.10 6月配当 12月配当株主優待
「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」等のファミレスの運営。
配当は6月12月の年2回合計の30円配で配当利回は2.00%となります。
すかいらーくは株主優待として12月末現在の単元株主に対し、2,000円
分の食事券を進呈しているので、配当優待利回りは約3.33%となります。
業績は下記の通りです。ちなみにIFRSです。
■2012年12月期 売上高 3,296億円、税前利益 84億円 EPS 36円
■2013年12月期 売上高 3,324億円、税前利益 118億円 EPS 37円
■2014年12月期 売上高 3,400億円、税前利益 167億円 EPS 49円
■2015年12月期 売上高 3,495億円、税前利益 233億円 EPS 73円 ce
□2015年6月中 売上高 1,656億円、税前利益 110億円 EPS 34円 ce
前2014年12月期の税前利益は167億円の着地となり、上場時の見通しで
ある163億円を上ブレして着地しました。特にこの増益幅は前期比で4割
もの増加となっており、332店舗もの改装投資や人件費・原価の増加を
軽くこなして数字を作ったので評価出来ます。
今2015年12月期も上場時のガイダンスである売上高/年率2.5-3%成長
に即し3,500億円弱と続伸する見込みとなりますが、税前利益について
は更に上伸し、前期に続いて4割増の233億円と大増勢の見込みです。
当社は都合よくIFRSに移行したので色々な見方はあるかと思いますが
これだけの伸び率が確保されるのであれば評価すべきです。
特に主力業態であるガストの伸びが著しく、足元3月の既存店売上高は
111%を記録しており、客数・客単価それぞれが5%ずつ増加するバランス
の取れた伸びとなっています。問題はこの伸びに持続性があるかどうか
ですが、単価の高いシニア層をターゲットとした内装変更が進んでいる
ことに加え、全国のファミリー層を主要顧客とする当社の客足はガソリン
価格と逆相関を示す傾向があるため、原油価格がある程度低位に推移
するようであれば、引き続き期待出来るものと考えております。
以上、投資判断Inlineで新規にカバー開始します。
基本的に楽観視していますが、株価はある程度織り込んでいます。
結局足元の株価上昇により、公募価格の1,200円の回復どころかBBレンジ
上限の1,450円までクリアしました。上場前の観測ではベインキャピタルは
ある程度当社の業績推移に自信を持っており、何時でも売って利食い
出来るとの記事があったのですが、本当にそのような展開になっています。
4月辺りのベインキャピタルのロックアップが外れる際に、業績好調による
足元の株価上昇に加えて、チムニーの時の様に何か他のプラスアルファ
があれば、全国の個人投資家を出口としてベイン様も高額なイグジットが
出来ると思うのですが・・・果たしてどうなるでしょうかね。
*参考記事 2014-10-08 公開価格1,200円 投資判断カバーなし
明日上場!帰ってきた優待銘柄・すかいらーく(3197)のレビュー。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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