
【8940】インテリックス(東証2部)投資判断 Outperform継続
現在値 732円/100株 PER11.5 PBR0.81 5月11月配当 株主優待なし
首都圏で中古マンションを再生販売。アフター保証、高品質内装が強み。
配当金は中間配ありの年2回の計20円のため、配当利回りは2.73%です。
インテリックスは株主優待制度を導入しておりません。
業績を確認していきます。
■2011年5月期 売上高 268億円 営業利益 13.4億円 EPS 73.9円
■2012年5月期 売上高 275億円 営業利益 5.2億円 EPS▲15.8円
■2013年5月期 売上高 258億円 営業利益 7.6億円 EPS 23.6円
■2014年5月期 売上高 263億円 営業利益 14.9億円 EPS 103.3円
■2015年5月期 売上高 272億円 営業利益 12.1億円 EPS 63.1円 ce
□2014年11月中 売上高 124億円 営業利益 4.0億円 EPS 20.9円
2014年11月中間期は中古マンションに引渡し戸数自体は前年同期比5件
増の538件となったものの、地方エリアでの販売比率が上昇したため単価
が下落し、売上高は同6.8%減の124億円、経常利益は同42.6%減の4億円に
沈みました。利益面も地方エリア進出にともなう先行経費増で減益です。
それでもここまでは概ね期初予想水準で進捗しており、今後の売上の元と
なる上期末時点のたな卸し資産も同21億円増の137億円まで積み上がって
いるため、期初時点の増収減益計画については十分走破圏と予想します。
基本的に今期は地方支店の出店や前期の大型物件の売却剥落による反動、
新築分譲案件なしといった要素が強い仕込みと下準備の一年であるため
業績的に期待できるの来2016年5月期となります。来期は13億円規模の
新築である横浜元町PJに加え、地方支店への先行経費がなくなるので、
中古マンションが今期と同じペースでも増収増益が予想されます。
また早ければ今月にも認可が下りる可能性がある不動産特定共同事業法
による節税目的の不動産小口販売(ソーシャルアパートメント原宿/32戸)
が来期から本格化する可能性があるので、それもアップサイド要素です。
以上、諸般勘案の結果投資判断はOutperformを継続します。
当社は前期の公募増資で13億円弱を調達しておきながら、期初にまさかの
2桁の減益計画を発表したため、株価は当時の公募価格(@1,002円)を下回る
水準で低迷しているような状況です。ただ会社側もさすがにマズいと感じ
たのか、IRページのレポート掲載などが急に充実してきた印象を受けます。
本当は増配などが手っ取り早いのですが、当社は配当性向30%基準をわりと
きちんと適用して配当金額を決定する傾向があるので、今期は望み薄です。
そのため、とにもかくにも来期予想次第と言った感じになりそうです。
*参考記事 2014-08-13 681円 投資判断Outperform継続
中古リノベマンション大手・インテリックス(8940)から事業報告書がきました!
*参考記事 2014-05-04 893円 投資判断Outperformでカバー開始
業績絶好調な高配当銘柄、インテリックス(8940)の業績レビュー。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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