中古リノベマンション大手・インテリックス(8940)から事業報告書がきました! | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【8940】インテリックス(東証2部)投資判断 Outperform継続

現在値 681円/100株 PER10.7 PBR0.76 5月11月配当 株主優待なし

首都圏で中古マンションを再生販売。アフター保証、高品質内装が強み。

配当金は中間配ありの年2回の計20円のため、配当利回りは2.93%です。
インテリックスは株主優待制度を導入しておりません。

業績を確認していきます。
■2011年5月期 売上高 268億円 営業利益 13.4億円 EPS 73.9円
■2012年5月期 売上高 275億円 営業利益 5.2億円 EPS▲15.8円 
■2013年5月期 売上高 258億円 営業利益 7.6億円 EPS 23.6円  
■2014年5月期 売上高 263億円 営業利益 14.9億円 EPS 103.3円
■2015年5月期 売上高 272億円 営業利益 12.1億円 EPS 63.1円 ce
□2014年11月中 売上高 125億円 営業利益 4.4億円 EPS 20.1円 ce

前2014年5月期は中古マンションに引渡し戸数自体は前年比で87件減少の
1,037件となったものの、採算重視の仕入をおこなったことにより収益性が
大幅に改善しました。加えて、新築分譲やオフィスビル一棟売り等もあった
ため、終わってみれば売上高段階から増収となり、利益も好伸しました。

残念なのが今期予想で、前期の反動で引渡戸数は1,190戸(前期比14.7%増)
と増加するものの、新築がないために売上高は小幅な伸びに留まります。
利益面は地方の新支社開設にともなう人件費の増加などにより、2割近く
落ち込む見通しとなっております。前期は28円に引き上げた配当金も、
業績連動配当のため今期は20円配当へ逆戻りしてしまいます。

ただ東京圏を中心に新築マンションの品薄感が強まっている中で、それなり
の中古ストックを持ち、高度なリノベーション力を持つ当社の業績が急反落
することは考えずらいので、この会社予想は保守的と考えております。

特に前期は概算13億円弱の資金を公募(@1,002円)で手にしておりますので、
仕入資金に充当出来る筈であり、当社の商品化日数が104日であることも
考慮すると、それなりに物件の回転が効いて売上が立つと思われます。

以上、事業環境の好況も踏まえ投資判断はOutperformを継続します。

当社は足元で最大のライバルであるスター・マイカと事業提携しました。
美味しいオンバランス部分は当然に先方が持っていってしまうのですが、
それでも先方が山の様にストックしているオーナーチェンジ住戸在庫の
一部でも当社がリノベ出来るのであれば、纏まった売上が期待出来ます。

その他、トラストパークや青山財産あたりがやってそうな不動産特定事業法
に基づく小口利回り商品の開発等も目指しているようであり、この辺が
利益の柱に育ってくれば、安定利益の確保に繋がるので期待しています。

*参考記事 2014-05-04 893円 投資判断Outperformでカバー開始
業績絶好調な高配当銘柄、インテリックス(8940)の業績レビュー。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11837219660.html

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