
【3193】鳥貴族(東証JQS) 投資判断 Outperform格上げ
現在値 6,960円/100株 PER22.9 PBR5.29 7月配当優待 1月配当優待
居酒屋「鳥貴族」の飲食店舗の運営及びフランチャイズ展開。
配当金は1月7月に10円ずつのため、配当利回りは0.28%となります。
鳥貴族は株主優待を実施しており、1月末7月末現在の単元以上の株主に
3,000円分優待券を進呈しますので、配当優待利回りは1.14%となります。
業績は下記の通りとなっております。
■2011年7月期 売上高 79.4億円、経常利益 2.5億円 EPS69円
■2012年7月期 売上高 108.4億円、経常利益 1.6億円 EPS49円
■2013年7月期 売上高 128.6億円、経常利益 4.9億円 EPS165円
■2014年7月期 売上高 146.1億円、経常利益 8.3億円 EPS314円
■2015年7月期 売上高 172.6億円、経常利益 9.0億円 EPS302円 ce
■2016年7月期 売上高 207.0億円、経常利益10.8億円 EPS314円 c中計
■2017年7月期 売上高 258.0億円、経常利益14.0億円 EPS302円 c中計
□2015年1月中 売上高 80.9億円、経常利益 3.6億円 EPS113円 ce
前2014年7月期の売上高は前期比13%増の146.1億円、経常利益は同68%増の
8.3億円ということで、その前の期に続いて売上・利益ともに2桁の大幅な
増収増益を確保しました。上場時に公表された通期見通しもきっちりと
全項目上回って着地しており、大倉社長の堅実な経営方針が光ります。
さて注目の今期計画ですが、前期の店舗純増が33(全363)だったのに対して、
今期は純増60ということで大増勢となっております。会社側公表の計画値は
売上高で18.2%増の172億円、経常利益で8.3%増の9億円となっております。
なお、経常益ベースだと1桁の伸びですが、営業益ベースでは41%増です。
このように強烈なペースで出店を継続していますが、特筆すべきは全店の
既存店が101%で推移していることであり、中でも首都圏・関西圏よりも
相対的に客単価が落ちる東海圏でも売上が尻上がりに伸びており、足下
7月の既存店は驚異の109%を叩き出しております。これは当社のプライス
ゾーンが地方でも十分受け入れられることを示しており、中長期で全国
2,000店の出店目標が夢物語でないことを裏付けるものと考えております。
今回の決算のタイミングで中期経営計画も開示されており、期間の定め
はないものの、売上高で250億円・経常利益率5%以上・既存店101%以上を
目指しています。再来期の売上高計画値が上記の通り258億円ですので、
会社側はおそらく3年程度での達成を計画しているものと考えられます。
以上、高い成長モメンタムを確認し、投資判断Outperformに引上げます。
都心部の当店店舗に行くとまだ順番待ちになっていることはザラですし、
消費者の低価格志向は依然として根強いと考えております。焼き鳥業界?
のサイゼリヤみたいな存在になるとすれば、100億ほど当社の時価総額は
まだまだ評価不足であると思います。
個人的に凄いなぁと思うのは、このようなポテンシャルのある会社を上場
して間もない時期の安値圏で買い漁ったひふみ投信(レオス)だと思います。
足下では6%を超えるまで買い増ししており、相変らずの慧眼が光ります。
*参考記事① 2014-07-11 7,180円 投資判断Inlineでカバー開始
実は超割高という訳でもない、鳥貴族(3193)の初値。
*参考記事② 2014-04-21 公開価格2,800円
7月権利!株主優待が期待される鳥貴族が上場承認!
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




にほんブログ村