ダイナック(2675)から株主優待が届いたので定期レビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

image.jpeg
【2675】 ダイナック (東証2部)投資判断 Inline継続

現在値 1,350円/100株 PER23.7 PBR2.82 6月配当優待12月配当優待

サントリー外食事業の中核。『響』『パパミラノ』等レストランなど。
配当金は年2回の5円ずつの配当で、配当利回りは0.74%です。

ダイナックは株主優待制度を導入しており、100株以上の株主に対して、
2,000円相当の株主優待食事券が進呈されますので、配当金と合計した
配当優待利回りは、約3.70%となります。

業績を確認していきます。
■2012年12月期 売上高 332億円、経常利益 6.1億円 EPS 26.8円  
■2013年12月期 売上高 337億円、経常利益 7.1億円 EPS 33.9円  
■2014年12月期 売上高 358億円、経常利益 11.0億円 EPS 56.8円 ce
■2015年12月期 売上高 400億円、経常利益 16.0億円 EPS 約80円 中計
□2014年6月中間 売上高 167億円、経常利益 1.4億円 EPS 5.3円

今2014年12月期の中間決算は計画未達となったものの、前年同期との
比較においては売上高で約5%の増収、経常利益で約4倍での着地となり、
前中間期が最終赤字だったことを鑑みれば十分な数字を残しました。

当社の業績は下期偏重となる傾向が強いため、上期を底堅い数字で
乗り切ったのは評価出来るのですが、いかんせん通期で経常54%増を
計画しているので、今期は店舗純増12店計画(直営245店)といえども
予断は許さない状況です。

以上、投資判断はInlineでカバーを継続します。

ここ数年は横ばい業績でしたが、サントリーBFの上場を節目に急に
店舗展開に勢いがついてきた様な印象を受けます。当社はサントリー
持株会社の子会社ですので、本来大した影響はないはずなのですが、
サントリーのグループ戦略に変更があったのか、あるいは元祖上場
企業としての意地みたいなものがあるのかもしれません。

今まで考えられなかった「源気」の様な小型店の大量出店計画は、
とにかく酒類の出荷量を増やしたいサントリー側の思惑が透けて
見える様な気がします。

※参考記事 2014-03-26 1,187円 投資判断Inline継続
サントリー系外食、ダイナック(2675)の株主総会に参戦。

会社四季報プロ500 2014年秋号

新品価格
¥1,000から
(2014/9/17 21:25時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へにほんブログ村 株ブログ 新興株へ
にほんブログ村