今期は踊り場ながらも順調、ポールトゥウィンHD(3657)の2Q短評。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3657】ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス
(東証1部) 投資判断 Buy格上げ

現在値 986円/100株 PER15.5 PBR 2.45 1月配当株主優待なし

傘下にデバッグ・検証のポールトゥウィン、ネット看視のピットクルー。
予想配当は年間16円配で配当利回は1.62%となります。

業績を確認していきます。
■2011年1月期 売上高 68億円、経常利益 7.6億円、EPS26.4円
■2012年1月期 売上高 83億円、経常利益 12.8億円、EPS43.0円  
■2013年1月期 売上高 108億円、経常利益 18.5億円、EP53.3円  
■2014年1月期 売上高 138億円、経常利益 22.9億円、EPS68.4円
■2015年1月期 売上高 149億円、経常利益 21.8億円、EPS63.7円 ce
□2014年7月2Q 売上高 72億円、経常利益 9.7億円、EPS26.0円

ここ数年で順調に売上高と利益を好伸させてきた当社でありますが、
今2015年1月期は先行投資のための踊り場の一年となっているため、
つい先日発表された中間決算も売上高こそ5%増の72億円と増収を
確保したものの、経常利益は20%減の9.7億円に留まりました。

ただこの増収減益となった中間決算も当初計画線で推移しており、
減益の中身もゲームデバッグ受注のためのオフィス増床と人件費
の増によるものであり、改めて売り材料視するものではないと
考えております。会社側によると次の第3四半期は想定どおりの
需要繁忙とのことですので、通期の数字は十分に走破圏です。

以上、株価下落にともなうバリュエーション改善を理由に
投資判断をBuyに一段階引き上げ、カバーを継続します。

小西社長の説明を聞く限りでは、今期は例年の様な期末にかけての
上方修正は無さそうな雰囲気ですが、期初の数字は守れそうです。

足元では世界各国への拠点作りが着々と進んでおり、ソシャゲの
デバッグやローカライズ需要に加えて、サポートまで引き受ける
フルハウス受注体制の目論見が見え隠れします。競争の激しい
ソシャゲ業界で、漁夫の利を取りにいけるのは大変な強みです。

海外事業の成長率は年率50%以上、当社連結でも年率15-18%の
成長が向こう5年程度は続くと見られておりますので、ここからは
強気対処で望みたいと考えております。

※過去記事URL集 *株式分割を遡及修正しております。 
前回 3/13 1,541円 投資判断 Outperform継続 
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11794724492.html
↑↑12/09 1,487円* 投資判断 Outperform継続
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11722862137.html
↑↑9/09 1,316円* 投資判断 Outperform継続
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11609138276.html
↑↑3/14 724円* 投資判断 Outperform継続
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11489675695.html
↑↑12/13 762円* 投資判断 Outperform継続
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11425796660.html
↑↑10/26 622円* 投資判断 Outperformでカバレッジ開始
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11386172591.html

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