業績好調の株主優待銘柄・パルコ(8251)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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【8251】 パルコ (東証1部)投資判断 Outperform

現在値 1,035円/100株 PER17.5 PBR1.01 2月配当優待8月配当優待

ファッションビル経営の先駆的存在でデベロッパー事業主力。

配当金は年2回2月8月に9円ずつで、配当利回りは1.73%です。
また単元株以上の株主に対して、株主優待映画鑑賞券が年2回2枚ずつ
もらえます。劇場が指定されますので、1枚1300円で換算した場合の
配当優待利回りは6.76%となります。

さて、小売業としては完全に成熟している同社ですが、
アベノミクスによる百貨店の復権と不動産市況の激的な改善による
デベロッパー業への追い風により、足下の業績は絶好調です。

直近の四半期業績(2013.2期1Q)を見てみますと、売上高こそ1%増の652億円
ながら、経常利益は43%増の27億円・最終益は127%増の15億円という
目の覚めるような好決算を叩き出しています。


当社が現在の親会社であるJフロント・リテイリングに公開買い付け
されたのは記憶に新しいところですが、今思えば良い買い物でした。
あの時も3ヶ月株価平均比で41.39%の安くないプレミアムを払って、
当社に手を出した訳ですが見事に奏功したパターンと言えます。

また、あの時当社をかっさらわれたイオンも、後で手元資金が無くなった
Jフロントから大丸ピーコックを(これまた高値で)譲渡出来た訳ですから
「まーみんな良かったね」って感じがします。


肝心の株価の評価ですが、投資判断はOutperformでカバー開始します。

上述しました通り本業自体も絶好調なのですが、当社は都心や地方大都市で
代わりの効かない様な一等地にビルを保有しており、不動産価値も非常に高い
と言えます。含み資産関連との見方も出来るでしょう。

あとは、Jフロントによる完全子会社化にも密かに期待しています。

※参考記事 2012-12-24 投資判断 カバレッジなし
松本市でパルコを再評価。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11433379945.html

※パルコは地域の文化発信拠点としての役割も担っています。

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