日本管財から株主優待ギフトがキタので短評。 | なちゅの市川綜合研究所

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市川投資綜合研究所
【9728】 日本管財 (東証1部) 投資判断 Outperform

現在値 1,463円/100株 PER11.5 PBR1.12 3月優待配当9月優待配当

ビルの設備、警備、清掃を中心にした総合管理会社。

配当金は年2回で20円ずつのため、配当利回りは2.73%です。
また株主優待がかなり手厚く、3月末9月末の単元以上株主に対して
2,000円分の株主優待チョイスギフトがあり、優待配当で8.19%となります。
(ちなみに3年以上の保有で、株主優待は3,000分円にランクアップします。)

さて、当社の業績ですがビル管理業が生業ということもあり、殆ど成長はなく
横這いを続けています。それでも右肩下がりというわけではなく、
年率数%であっても緩やかな成長をしておりますので、
この辺はストック型ビジネスの面目躍如といったところでしょうか。

しかも足下は当社らしからぬ成長への布石を続々と打ってきてまして、
オーストラリアの区分所有管理会社首位のPICAの株式を50%取得したり
大阪の住宅管理業界で85億円程の売上のあるNJKの株式を追加取得して
100%子会社化したりと、着々とストックの種を増やしております。

株価については長年大株主であったパナソニックの激しい処分売りで
アベノミクスの中でも低空飛行であったものの、足下では売り一巡感もあり
そろそろ買いに行っても良いと思います。

他社の話もしますと、東急不動産がマンション管理子会社の東急コミュニティー
をしょっぱい株式交換比率で丸飲みしたりしておりますので、
やはり建物管理業は美味しいストック型ビジネスである証左といえます。

そういえば昔は原弘産も日本ハウズイングを買おうとしてましたよね。

*ちなみにwww9945氏も下記の著書で日本管財を推奨されています。
私も不動産業界の人間ですが、確かに当社はケチで有名です。

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