DQX主人公は何故勇者ではないのか4 -主人公の兄弟姉妹の影響- | アストルティアぶらり旅日記

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ドラクエ10旅芸人のブログです。毎日書くわけでもなく、時系列もバラバラで思い出しながらまとめて書いたり色々。
ネタバレ配慮してません。ありまくり!

 

第4回はちょっと番外編。
兄弟姉妹……ここを無視できなくなってきました。
 

そもそも主人公の兄弟姉妹が時を渡ったのは主人公の力とその呪いによってなので、主人公が現代に時渡りしない「正史」では時渡りすることなく生涯を過ごすことになるはずだったんですよね。
しかし、それで済ますにはアストルティアの長い歴史の中で与えた影響が大きすぎた。

正直、何を考えても矛盾が出てくるので、こじつけでいいので理由づけをすることにします!!(言い切った)

まず、国津神Xの介入する歴史において、兄弟姉妹は一切関わり合いがありません。
そもそも介入する隙がない。Xのが介入していたのは「正史」であり、「主人公が現代に時渡りしたことによって変わった歴史」に介入する術がありません

では、兄弟姉妹が関わった歴史について、正史ではどうだったのか。

まず、エテーネルキューブは開発されません。クオード(もしくは正史でクオードポジにあたる人物)一人だけで開発できるものではないでしょう。エテーネルキューブは正史で必要な場面がないので最後までこのままかな。
グルヤンラシュについては、正史でもクオードが時渡りするような出来事もあったかもしれませんが、現在の歴史で伝わっていたような「魔物が人間を騙って暗躍した」ということもありえます。その場合はグルヤンラシュという名ではないでしょうが。

現在の歴史でクオードがウルベア地下帝国に時渡りした時にその魔物がいなかったのは、もともと正義感の強い彼が魔物が付け入る隙を与えなかったからかもしれません。
しかし、それが仇になり「ウルベア地下帝国の滅亡」という正史の修正力が働いて、魔物のポジションにクオード(グルヤンラシュ)が嵌められ、大罪を犯す道を歩んでしまったのではないでしょうか。
自分で書いててなんですが、その点においては正史より地獄になってますね……
正史で時渡りしなかったとすれば、故郷は滅びても大罪を犯さないという1点においては正史のクオードはまだ幸せなのかもしれません。

魔仙卿について。
時渡りの呪いが発動しないので、兄弟姉妹は魔仙卿にはなりません。前魔仙卿の後継者は別の人物が務めているでしょう。(兄弟姉妹でなければならない理由がない)
ちなみに兄弟姉妹の両親が不在の理由は、「子供がいずれ恐ろしいものに成り果てる」という予言があったからなのですが、これは主人公が現代へやってきた後の予言です。
この「恐ろしい者」が何かは明言されていませんが、主人公のことなら魔界の大魔王、兄弟姉妹のことなら魔仙卿のことではないかと思っています。
まあ、それなら全てが終わった後になっても両親が帰ってきてない(両親が大魔王や魔仙卿云々に気づけるはずもないので、上記と全く違うところを模索している可能性あり)ことから、別の展開がまだ用意されているかもしれないですが、それはまた別の物語でしょう。
ジャゴヌバ討伐後にも何も出てこないということは、正史に関わってくることではないと思います。
主人公が時渡りしてきたからこその予言だったとしたら、正史ではもしかしたら兄弟姉妹には、両親に愛されて健やかに育つ未来があったかもしれません。(アストルティア滅亡までは)

アストルティア各地で行った功績について。
こちらはもう、「時間はかかってもいずれはそうなっただろう」としか。
ヌーク草はいつか誰かが錬金したかもしれないし、ヌーク草以外の暖をとる方法が開発されたかもしれない。ラーディスの音叉も同じく、別の誰かが携わることで完成したかもしれないし、代替え品ができたかもしれない。
スイの塔は違った形で建築されたかもしれないし、プクリポのごきげんなぼうしは違った形になったかもしれない。
そんな風に、正史においては替えがきく、もしくは大筋は変わらないものだったかもしれません。

ただし、主人公が時渡りした現代においては、兄弟姉妹の影響はかなり大きいです。主にプラス面で。
主人公の力が引き起こした呪いではあったけれど、それが波紋のように広がり、巡り巡って世界を救う一助になった奇跡なのかもしれません。(ということにしておいて)

 

兄弟姉妹はなんというか、別の物語の主人公として生きている、という感じがしますね。

それでは、次回はこそ過去・現在のグランゼドーラ王国を舞台に、勇者と盟友の話になります。