先日のコロナ騒動でお世話になった病院さんで初めての体験。


地元の里母友達からも増えてきてるという話は聞いていたけど、全然経験できなくて半信半疑だったこと。







ちょっと里親制度の説明
(地域差があるかもしれないのでその点はご了承ください。)

里親さんはよくご存知だと思いますが、子どもたちは実親さんの社会保険制度の下に本来いるべき立場なので、健康保険加入の責任は実親さんに課せられているようです。だから私達養育里親は里子ちゃんたちを自分たちの健康保険の被保険者に加えられないです。(養子縁組里親は法的に実親になるので対象外。)

しかし、養育委託されてるだけの里親は医療費を支払う必要がないんです。具体的には、実親さんが入る健康保険に里子ちゃんは加えられていて、その実親さんの健康保険を使い7〜8割補助を受け、さらに残る本来自己負担となる分を児相が経費として出してくれる受診券 」という制度を利用します。



実の親子でも自己負担分を行政サービスとして市区町村が負担してくれる保険証に追加で持つ医療証と似たようなもの

この児相が出してくれる受診券は医療証と違い市区町村の垣根を超えて全国で使えるので地域外のお医者さんにかかるのも楽な点でありがたい。
他のママ友たちはわざわざ遠くにある市内の病院を受診しなければ医療証が使えない。でも、私なんかは市外の近くて評判のいい病院を受診できたりする。

また、実親さんに様々な事情があって健康保険料を払えない場合など、里子ちゃんが無保険状態であることがあっても、自己負担の全額をこの受診券では負担してもらえるので、実際に窓口で支払う診療費はゼロというのもありがたい。(自由診療や診断書など保険適用外内容を除く)

ただし、里子ちゃんや児童養護施設が少ない地域だと知名度も低く病院窓口で理解されず受診券について都度説明を要してしまうんです。これは里親あるある。






そこでこの診療報酬明細書の話

「措置児童」として扱いが区別されている。この病院、里子ちゃんの扱いに慣れていて理解もある病院らしい。

多分あの先輩里親さんたちが開拓したんだろうなぁ…と思い当たる人たちがいるので機会があったら聞いてみよう。

確かにカルテを作ってもらうときも受診券の説明をほとんどしなくても理解してもらえていた。こちらから何も言わずとも里子ちゃんの病院内での呼称をどうするか尋ねられた。(里親と里子ちゃんの苗字の違いでトラブルになることもあるから)


トランスジェンダー以上にその存在が知られていない里親里子ですが、少しずつ裾野が拡がって、地域の理解や温かい目も増えてくれると嬉しいな。


今回の場合は、ママ友を頼って病院を利用しているので、この「措置児童」扱いは措置児童であることを病院スタッフさんに周知させる、つまりママ友にもばれちゃうという弊害もあるんですけど、助けてくれたママ友は守秘義務もあるしおかしな人じゃないし、むしろ優しいママだから里子だってバレても問題はなさそう。
だけど、たぶん里子ちゃんだってこと知られてしまったろうから、近いうちに説明しておこうかなって思います。





子どもたちも大きくなって里子という境遇に多感になることもあるだろうけど、社会はそんなに冷たくない。私はそう信じてるし、卑下されるも同情されるも尊敬されるも本人次第。そう人から見られて何を感じるかも本人次第。沢山悩んで考えて、それでも帰ってこられる場所がある。それで良いのかなって思ってます。