王 勃(おう ぼつ、650年? − 675年?)
中国の唐代初期の詩人。字は子安。
楊炯・盧照鄰・駱賓王とともに「初唐の四傑」と称せられる。
南朝の遺風をのこしながら、
盛唐の詩を予感させる新鮮自由な発想が王勃の作品には見られる。
交趾の令に左遷された父の王福畤を訪ねる途中、
南海を航行する船から転落して溺死した。
滕王閣(とうおうかく)
漢文
滕王高閣臨江渚
珮玉鳴鸞罷歌舞
畫棟朝飛南浦雲
珠簾暮捲西山雨
閑雲潭影日悠悠
物換星移幾度秋
閣中帝子今何在
檻外長江空自流
書き下し文
滕王(とうおう)の高閣江渚(こうかくこうしよ)に臨み
珮玉(はいぎよく)鳴鸞歌舞(めいらんかぶ)罷(や)みたり
画棟(がとう)朝(あした)に飛ぶ南浦(なんぽ)の雲
珠簾(しゆれん)暮に捲(ま)く西山の雨
閑雲(かんうん)潭影(たんえい)日に悠悠
物換(ものかわ)り星移(ほしうつ)り幾度(いくたび)秋ぞ
閣中(かくちゆう)の帝子(ていし)今何(いまいず)くに在る
檻外(かんがい)長江(ちようこう)空(むな)しく自(おのず)から流る
現代語訳
滕王の高殿は、贛江(かんこう)のみぎわに建っている。
かつては、滕王を乗せた馬車の鈴、
それに従う臣下の帯玉が、美しい音を響かせ、
あでやかな美女たちの歌や踊りが
くりひろげられたであろうに、
今はもうみな消えてしまった。
見事に彩色した棟木(むなぎ)の上を、
南浦の雲がよぎっていきもしたであろう。
夕方には、真珠のすだれをまき上げて、
西山に降る雨を望んだのであろうか。
今は、のどかな雲、深い淵のにぶい緑だけが、
日々変わらない姿をみせている。
もの換わり、星移り、
いったい幾度の秋が過ぎ去っていったのか。
高殿におられたあの皇子は、今いずこ。
手すりの外は贛江(かんこう)が
むなしく滔々(とうとう)と流れているばかり。
鑑賞
滕王李元嬰によって建てられた高殿は、
このころ荒廃してしまったので、
時の洪洲都督(こうしゆうととく)閻伯嶼(えんはくしよ)が
この高殿を修復した。
当時交趾(現在のベトナムハノイ付近)に左遷された
父の王福畤を見舞う途中、ここで催された宴に招かれ、
名作「滕王閣序」(駢文)と
「滕王閣」(七言古詩)を作ったことで名高い。
詩は往時の滕王閣をしのぶものだが、
この格調の高さは従来の詩には見られない。
2026年3月30日
昨日10時現在、公淵公園の桜は5分咲き、
今週いっぱいが見頃だろう!!
午前中は散歩に行くつもりである。
雨を心配していたが、午前中は良い天気のようなので、
またK君の筍掘りに付き合わされるかも・・・?
(昨夜9時前に電話があったようなので・・・もう寝てた)


