去年から受け入れを開始した、社会福祉士の現場実習。
科目としては「ソーシャルワーク実習」になりますが、親方様と一緒に学生さんの指導をしています。
元々はちょっとでも収入を上げられれば・・・という不純な気持ち。
でも実際の指導に不純さはなく、学生さんと向き合いながら指導を行なっています。
で、受け入れ2年目になると、どうしても学生間の比較が出てしまいます。
うちの施設では長期実習も短期実習も受け入れているので、実習期間によって習熟度の差が出てきたり実習できる内容に差が出てきてしまうのは否めません。また「就労継続支援B型」で実習を受けるか「相談支援」で実習を受けるかによって実習プログラムも少し変わってきます。
自分の場合はできる限り内容に大きな差をつけないように心がけています。
B型で実習しても相談支援で実習をしても、ソーシャルワーカーとしてのあり方については共通した理解ができるよう配慮しています。B型の実習でも計画相談の業務を見てもらうこともありますし、相談支援の実習でもB型の作業に参加してもらうこともあります。せっかく併設している事業所なので、有機的に理解してもらえるようにしています。
とはいえ、先にあげた「学生間の比較」をしてしまうと、実習効果の差もあります。
とてもよく理解しようと熱心に取り組まれる学生さんもいれば、あまり質問もなく事前学習も不十分な学生もいます。前者の学生さんならより発展させた実習指導ができるのですが、後者の学生さんだど足踏みの実習指導になってしまいます。
学校によっても実習の仕方は様々だと思いますが、そこも1つ要素になるのかも。
自分が社会福祉士の実習を受けた時は、集中型実習(連続した実習期間で実施)でした。ただ学校によっては分散型実習(長期間にわたって飛び飛びの日程で実施)をするところもあり、今受け入れている学校も学生さんによって集中型実習であったり分散型実習であったりしており、そこも実習効果の差になるのかなと感じる部分もあります。
正直自分の時は分散型実習なんて考えられませんでした。
もっとも、自分が実習を受けた時は実習時間が180時間(通信課程は90時間)だったのですが、今は240時間になったのでどうしても長期の期間が取れない場合は分散型実習にせざるを得ないところもあるのかもしれません。
ただ実習を受け入れる側としては集中型実習の方が指導しやすいかなと感じます。
自分がその経験をしたからかもしれませんが、分散型実習だと実習の連続性が途切れてしまうように感じてしまいます。連続性のある実習の方が内容がつながって指導できているのかなと思うところがあり、逆に分散型だと実習の内容が途切れ途切れで「点と点」の結びにくさを感じてしまいます。
実際、今来ている学生さんに実習のことを聞くと「集中が良かった」とのこと。
学生さん曰く、期間が開いてしまうとつながりがわからなくなってしまうと話されていました。(ただこの学生さんの場合は別の問題もあるので、そこも実習効果に疑問を感じているのですが・・・)
何が正しい実習なのかはわかりませんが、「実習効果」と「負担」のバランスは難しい。
純粋な学生さんなら実習効果を考え集中型実習の方が良いと思いますが、一方で通信過程で普段仕事をしながら社会福祉士を目指している人であれば分散型実習の方が負担は少ないのだと思います。でも限られた時間の中で実習に臨む人であれば、意気込みは違うのかな?意気込みさえあれば分散型実習でも効果はあるのかもしれない・・・要は、その人のやる気次第?
まぁ確かにやる気のある人や意識の高い人は、実習効果は高いです。
指導をしていても学ぶ姿勢を感じ取れますから、集中型だろうが分散型だろうが関係ないのかもしれません。分散型の実習生はまだ1人しか受け入れていないので判断のしようがないのかも。もっと実習受け入れを重ねると、実習のあり方やプログラムの内容も変わってくるのかもしれません。
もちろん、指導者側である自分の研鑽も怠れません。
偉そうなことは言えませんが、少しでもソーシャルワーカーという仕事に魅力を感じてもらえるようにするのも、社会福祉士である自分の役目だと思います。あとは、待遇さえ良くなければいいんだけどなぁ・・・なんとかならんのか、厚生労働省。




