リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ -28ページ目

リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。



洋楽ファンが好きなBBCの長寿番組に「ジュールズ倶楽部(Later...with Jools Holand)」というのがあって、ごくごくたまに見る機会がある(ミュージック・エア)。


最近そこで、昔懐かしい放送があり、1994年頃を回顧することできた。


次々現れる、結構カリスマ的なグループをあらためて目にし、今どうしているのか、どうして売れていたのか、などの疑問が湧いたのであった。


3つほど俎上にあげ、ざっくばらんに語ってみようではないか。
洋楽好きなら、知らぬ人のいない(?)INXS、Suede、Portisheadだ。
トークゲストに再びさよちゃん先輩を迎え(以下「さ」:レディオヘッド信者)、毒のある対談を提供したい。

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INXS(インエクセス):
---リード・ヴォーカル、マイケル・ハッチェンスのカリスマ的なルックスとパフォーマンス能力、およびヒップホップ的な要素の導入で、1990年前後にかけて爆発的にヒットした豪州ロックバンド。1997年にアル中・薬中、うつ病を患っていたヴォーカルは自殺。その後、オーディションTV番組で優勝したJ・D・フォーチューンを迎えてアルバムを1枚発表(2005年)するも、2012年11月11日を最後に、バンドは活動終了を宣言。
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プーリ-ム(以下「プ」)「まずインエクセスですよ。僕は好きだったし、良く聴いたね。美男子の代名詞的存在だったから、PVも良く観たなー」
さ「オーストラリアの田舎者のアイドル・バンドだよね」
プ「ロック・バンドじゃ?」
さ「アイドル・バンドだよ(笑)プーリームさんはあの手のボーカルが好きだよね?」
プ「あの手のって言われてもなあ(笑)」
さ「なんかクネクネしてて、『男芸者』的なヒト」
プ「なるほど…(笑)」
さ「他に挙げると、ジョージ・マイケル、デイブ・リー・ロスとかね。インエクセスの人気の秘密もそこなんだよね」
プ「ラップ的な要素が、ちょっと新鮮だった、っていうのは?」
さ「クネクネしてるのがイヤで、当時は目に入れたくなかったからぁ。産業ロックっぽかったし」
プ「何の思い入れもないってことね?」

さ「うん」

プ「確かに急激に売れなくなった後は、僕も興味を失ったし。たぶん、ロック色が『強く』なったのが裏目に出たんだろうな」
さ「彼らにとっては『成長』だったかもしれないのに、それはお気の毒な話だね。まだ容姿の衰えは無かったんじゃないの?」
プ「結局、プレッシャーもあったのかな。もう2度とヒットが出せない、っていう……で自殺」
さ「実力以上に売れちゃった?」
プ「う~ん…、僕なんかは、新しい音楽として聴いてたよ。その後のアルバムには新味がなかった気がするけどね」
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Suede(スウェード/スエード):
---1993年にアルバムデビューしたロンドンのロック・バンド。日本でも人気があるようだが、アメリカではまったく無名に近い(バンド名も、彼らとしては不本意な「The London Suede(ザ・ロンドン・スウェード)」である)。
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プ「スウェードについては、つい最近まで聴いたことがなかった。知らないに等しい。でも調べてみると、日英で人気があるらしい」
さ「実は、そういうバンドって多いんだよ」

プ「へえ。そうなんだ」

さ「ほかにもマニック・ストリート・プリーチャーズとか。まあ、ステレオフォニックスは日本でも人気無いけど…」
プ「グローバルな人気を獲得できない限界があるのかな」
さ「資本の問題じゃないの、単に?」
プ「スウェード、USじゃセールスは無いに等しいよ。これは、聴いてもピンと来ない音楽かもしれない」
さ「プーリームさんは、スミス(The Smiths)を聴いたことが無いもんなぁ。だから説明しようが無いね。私は、あっ!と思って、一時は良く聴いたよ」
プ「評論家なんかは、スミスよりもポップで文学的だ、という結構高い評価を与えてるようだ」
さ「ブレット・アンダーソンのカリスマ性も高かったんだよ」
プ「かなりの『やさ男』だった……つまり、キザってことですが」
さ「それは、クネクネ男とは微妙に違うんだよね。彼は『ロック』だから」
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Portishead(ポーティスヘッド):
---1991年以来20年以上にわたる活動で、わずか3枚しかアルバムを出していない気難しい白人ヒップホップオタク・バンド。リーダーのDJは1971年生まれなので、未だ才能の枯渇には早いはずだが、スクラッチングをメインにしたヒップホップ的なスタイルが、時代にマッチしなくなっているため、今後も新作を出す可能性はきわめて低い。2011年のインタビューでも「たぶんまた10年はかかるかもね」と述べているようである。
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さ「気持ち悪くて、まったく聴かなかった。知ってはいたけど…」
プ「いや、『暗い』だけで、気持ち悪くは無いでしょう?」
さ「そうだね…」
プ「すごい寡作で、もったいぶった感じがある。一応ヒップホップだから、当時、CD買って聴いたりはしたけど、ボーカルが陰気過ぎて、愛聴するには至らない」
さ「でも実は、あのボーカルは正解なんだと思う。あれのおかげで『ロック性』が出てるから」
プ「そっか。仮にイギリスで、DJが、黒人ラッパーを募集しても来ないだろうからね。人材が乏しいでしょ。結局、ビヨークっぽいバンドになった。それなのに、もったいぶって作品を出さない。好ましい態度じゃない」
さ「あんなスタイル、今じゃリンキンパークだってしてない」

プ「たしかに古くなってるけど」

さ「新作を出さないと時代に取り残されて、どんどん出せなくなる、だから、ロックでもヒップホップでもないと思う。ロックなら、次々に出すよ、失敗もあるけど」
プ「ヒップホップでも出し惜しみするヒトはほとんどいない。ドクター・ドレーだって、エミネムの裏方として、どんどん仕事してるし」
さ「でも、聴くに値するってことを今頃知ったから、ブランクのあった後の2008年の3枚目をチェックしてみようかな」
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END




MTVで放送してる「U.S. Top50」、

たまに見るんだけど、
まあまあ勉強になります。アメリカの音楽動向がね。産業として。


だけど個々の曲について、いろいろ語りたいこともある。え~なんでこんなのが売れてんの?みたいな……


(ちなみに、私プーリームは、USヒップホップ好き人格(だった)、オルタナ・ロックにも興味の幅を広げつつある男である)


てことで、2013/2/9 ON AIRのチャートにしたがって、爆弾発言してみるか。

トーク・ゲストに、さよちゃん先輩を招き(以下「さ」=レディオヘッド・ファン)、25位から順に、自由自在に感想を、ピンポイント的に、ひとことずつ加えてみよう(笑)


25位 Drunk:ED SHEERAN

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プーリーム「僕は、ぬるいかな~、弱い印象……。どれ聞いてもちょっとぬるいんだよ、エド・シーランって」
さ「あのPVの猫が好き。曲も、別に悪くないと思うけどね」

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24位 One More Night:MAROON5

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さ「また、これか~。アメリカ人が理解できない」
プ「レゲエだよねー。レゲエが嫌いなんだよオレは!」
さ「でもレゲエまで行ってませんから、コレは(笑)」

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23位 Adorn:MIGUEL
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さ「プーリームさんの嫌いなUK黒人かと思いましたが」
プ「いや、調べたらUSなんだよ!!しかも、衰退ぎみのR&Bの中で、ブルーノ・マーズとともに、期待を寄せられている人らしい」
さ「私はべつに嫌いじゃない。すこし知性的だし」
プ「まあ、普通かな。化けそうにもないし」

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22位 Skyfall (Lyric Video) :ADELE

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さ「プーリームさんは、いまだかつて一度も007シリーズを観たことがないでしょ」
プ「うん。観たことない。イギリスのアクションものって、ダサそうだから」
さ「だけどこれは、良くできた曲じゃないの。ただ、アデルにしては恨み節が足りないか」
プ「仰々しいよね。最初は迫力を感じたけど、繰り返し聞くと、それほどでもない」

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21位 Don't Stop the Party feat. TJR:PITBULL

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プ「いつもより軽いね~」
さ「ピットブルってホントは弱虫じゃない?」
プ「さあ(笑)。しかし、これは論外。ヒップホップを破壊する推進役の一人だと思う」

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20位 I Cry:FLO RIDA
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さ「とにかくゴージャスなPV(笑)。アメリカ的なものを体現している」
プ「これもダメだね~。ダメ黒人」

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19位 Suit & Tie feat. JAY-Z (Lyric Video):JUSTIN TIMBERLAKE
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プ「ジャスティン約7年ぶりの新アルバムの先行シングル。だからR&Bの人材の総力をあげて製作されているはず……なのに新味がない。やや期待はずれ。Jay-Zのラップもいまいち」
さ「全体に、インディー感があるよ。なぜ」
プ「トレンドだよね、ペコペコした、スカスカのリズムは。時代を踏まえてるんじゃないの?その先を行くべきなのにねぇ、残念」

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18位 Sweet Nothing feat. FLORENCE WELCH:CALVIN HARRIS

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プ「まあテクノとしては、出来がいいほうだと思うよ」
さ「フローレンスに期待してるのに、やってほしくない路線だ」
プ「なんかアニー・レノックスっぽいよね」

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17位 C'mon:KE$HA
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プ「わからないけど普通。まあ、彼女の下品オゲレツなパワーが出し切れていないか」
さ「私は、下品パワーには期待していないから…」

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16位 Carry on:FUN.

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プ「これもフツ~」
さ「パワーダウンだよねえ」
プ「アルバムからのカットだから、なんか弱い……。たいしたアルバムじゃないのかな?」
さ「勉強家集団だから、次あたり何とかしてくるんじゃない」
プ「ロックとしてはどう?」
さ「はみだし感がない。ポップの範疇におさまるよ」
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15位 Don't You Worry Child feat. JOHN MARTIN:SWEDISH HOUSE MAFIA

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さ「最近のプーリームさんの一押しだよね?(笑)」
プ「うれしくなるけど、あのPVあっての嬉しさなんだよな~」
さ「大の男が、身を寄せ合って(笑)」
プ「男が3人、くっついて、壇上でねえ~(笑)あの絵がとにかく最高なんだけど、曲は売れすぎだよ。感心しない」
さ「PVの大群集の観客、ほんとにあんな人気なのかなー」

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14位 Kiss You:ONE DIRECTION
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プ「ふざけた曲だよ、ほんと。彼らには、もう少し品の良さがあったのに」
さ「もうひとつ似たようなUKのボーイズ・グループがあったよね。だけど名前を忘れちゃった」
プ「アレはどうなったんだろう???ワン・ダイレクションと人気を争ってたのに……覇権争いに敗北しちゃったか?」

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13位 Catch My Breath:KELLY CLARKSON

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プ「似たような曲がいっぱいありすぎて区別ができない。女のパワフル・ポップ」
さ「で、ロック寄りの。私は、関心がない分野」

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12位 Swimming Pools (Drank):KENDRICK LAMAR
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プ「ラップ界期待の人。でも、スゴさの片鱗はまだ見えてこない。アルバムは、欲しいなぁ」
さ「イントロ部分がなんとなくトム・ヨークの新曲かと思って勘違いした(笑)。Atoms For Peaceのデビュー・アルバムは、今月発売予定ですよ」

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11位 Daylight:MAROON 5
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プ「ちょっとカントリーっぽさを感じる。時代に迎合?」
さ「また曲調を変えてきた、っていう印象だよね。節操がない。でも、これは嫌いじゃないかも」
プ「あの男の自己主張ぶりが、いつもより、控え目だからじゃない?」
さ「いや~自己主張ったって、たいした自己主張じゃないんだけどね~」

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10位 I Will Wait:MUMFORD & SONS
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さ「好ましいから、来日したら見に行きたい」
プ「えっ!そうなんだ」

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9位 Girl on Fire feat. NICKI MINAJ:ALICIA KEYS
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プ「失敗作だと思うのに、売れているのが気に食わない」
さ「女性受け狙いだろう、とおもうんだけど、PVでのあの美の強調が意味不明」
プ「あの人は美が売りだから、しかたがないよ(笑)」

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8位 Beauty and a Beat feat. NICKI MINAJ:JUSTIN BIEBER

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さ「ふたりとも、小柄なんだよね」
プ「そっか(笑)」
さ「いいところを探しても、見つからない……」
プ「まあ、テクノだからダメだよね。それに、ニッキー・ニナージュがちょっとあれじゃぁ隷属しているというか、追従している感じだし」

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7位 It's Time:IMAGINE DRAGONS

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プ「これは初耳だな」
さ「私も」
プ「1枚アルバムが出てるだけの新人みたい。Fun.に対抗してむさくるしい男を集めて、いるけど、音は、同じ路線」
さ「あれがふつうのロックだよ、アメリカン・ロック」

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6位 Diamonds:RIHANNA

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さ「また、これかぁ」
プ「壮大で、それなりに良くできた曲だとおもうけどね」
さ「なぜ、リアーナはいつもあの歌い方なのか」
プ「それは高い声が出せないからだよ(笑)。あと、スケバン・キャラだからね」

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5位 Try:P!NK

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プ「昔はいいとおもったんだけどなあ。もっとR&B寄りだったし」
さ「今は、ケリー・クラークソンと同じような……」
プ「うん。最近は、もうキャラだけの人だよね」
さ「宝塚的な。男役の」
プ「言えてる」
さ「それに、PVは良く出来てるよ」
プ「う~ん、あの色使いが好きじゃないんだよな、赤と緑の組み合わせが」

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4位 F**kin' Problems feat. DRAKE, 2 CHAINZ & KENDRICK LAMAR:A$AP ROCKY

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さ「誰が誰だか(笑)。本尊と脇侍の区別がつかない(笑)」
プ「売り出し中の若手を合わせて、昔なつかしのラップが、久しぶりに聴ける。ちょっと嬉しい」
さ「ラップはどうしてこういう売り方をするのかな?ロックの世界では『フィーチャリング』って、あんまり無いからさ」
プ「極度に新し物好きのラップ・ファン向けの、セールスの方法論として、確立しちゃったんじゃない。ロックでも、ライブの『前座』ってかたちで新人を売り出すでしょ」

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3位 I Knew You Were Trouble.:TAYLOR SWIFT

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プ「彼女らしさがなくなって……美人が売りなのに濃厚なメイクで隠しているし」
さ「曲も、つまんないロック寄りになってる。大ヒットした前作からしても、こうなる予感はあったよ」
プ「これは、あんまり聴きたい曲じゃないな~」

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2位 Locked Out of Heaven:BRUNO MARS

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プ「ぬるいから、だんだん嫌いになってきてる。才能がありそうなのに、どの曲もぬるい」
さ「この人のバックグラウンドが、ポリスとかマイケル・ジャクソンだから、しょうがないんじゃないの?」
プ「でも、プリンスっぽいものがあるんじゃないか?と期待させる分、いつも、がっかりだね」
さ「だけど何も思わずに聴けば、完成度は高いよ。ヒットするのは納得」

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1位 Ho Hey:THE LUMINEERS

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プ「静かな曲だよね」
さ「これは、困った曲」
プ「でもロックでしょ?これは?」
さ「プーリームさんは、困ると、ロックに押し付けますねぇ(笑)いつも(笑)」

プ「いやぁ」

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END\(・o・)/

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気が向いたら、またこの企画、やってみるつもりである。















ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」が、光文社新訳古典文庫で、

話題になったよね。売れに売れたっ、て。


で、あれ、

訳が酷いってことでも、一部の人たちが騒いだらしく、

その検証サイトもあったりする。

東京外国語大学教授にあるまじき、初歩的な、文法的ミスだらけ、みたいな話で・・・


まあ、それは一部、後に、あらたに版をかさねるうちに修正されたようだけど、

こまかいことは、俺には分からないですな。


今、テレビドラマで、現代の日本を舞台に移し変えた「カラマーゾフの兄弟」が

連続ドラマで放映されていて、それも好評のようで、

時間があれば、まあまあ見ている。


この流れに乗って、出版社もいろいろ出せばいいのに、

そういう動きにはなっていないようだ。

「便乗商法」するほどには、デカいネタではないという判断か?


で、気になるのは、かつて角川文庫で出ていたという「カラマゾフの兄弟」、

これが、絶版になって久しいようで、amazon(アマゾン)でも入手困難なのだが、

しかし、ボッタクリというか、あこぎな商売にもホドがあるだろ、って値付け。


5巻本だったらしく、現在、出品されている1巻、2巻は1000円以下だけれども、


第3巻は、「\8,980 tetsu1978」と「\65,780 BOOkかめや」って2冊があり、


第4巻も、「\65,779 【嵯峨野株式会社】」と「\65,780 BOOkかめや」の2点、


そして、第5巻は、「\49,280 BOOkかめや」の1冊だけが売られている。


どういう神経でこういう根付けができるのか、いかがわしい、としか言いようがない。


キャベツやバターの、ちょっとした値上げでも、消費者の反発を買う時代に、

こういう面の皮の厚い商売人が、はびこっている場所がある。

まあ、慣れてる人にはおなじみの話題ですが。