手稲山 花と鳥 | kamuymosir カムイモシリ北海道

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休日は明日なのだが雨が降りそうということで仕事前に手稲山へ。

今年は樽前山が整備中だから夜〜朝にちょっと登って戻ってくるというのができない。結果、手稲山ばっかり。

 

風が強い。強風がゴォーっと音を立てて木々が揺れる。こんな日は鳥がいないから先に登頂してしまおう。

スキー場斜面はもう残雪がなく、この1ヶ月間の季節の進みの大きさが感じられる。

急登ではあるが草が短いので歩きやすく、標高の割にサクサク進んで藻岩山よりも楽だ。

標高1000mだとギリギリまだ新緑っぽいかな。登山道脇には残雪も残る山頂。

遠くに風不死岳と樽前山のセット。右側に恵庭岳。

羊蹄山と定山渓天狗岳。

札幌近郊の山は登った経験が少なく、全て有象無象に見える。一つ一つ興味を持って臨めば景色はまた違って見えるはずなのだが、冬はソロで行きにくい山ばかりだし夏の樹林帯はけむしが怖いしなあ。

相変わらず風は強いが少しずつおさまってきたかな。

立ち並ぶ鉄塔群。当然施設内は関係者以外立ち入り禁止なのだが、もし自分が関係者で、鉄塔の整備をする立場で、あの鉄塔の垂直なハシゴをのぼって…と想像すると身の毛がよだつような、でもちょっとだけ上ってみたいような。

手稲山ケルン。

ここからは支笏方面の展望が良い。

札幌の市街地は遠く、いつも霞んで見える。

高速道路。琴似発寒川にかかるアーチが取手みたいに見える。ゴジラが来たらあそこ掴んでポイってやりそう。

 

あらまあ、スキー場斜面上部はつくしだらけ。早春っぽい。

 

というか山頂はまだふきのとうが小さい。やはり1000m峰は面白い。しかも近所。

 

オオカメノキかな。バックにムラサキヤシオだと思うけどあんまり色が出ていないな。

 

日差しを浴びて驚きの白さ。

 

オオカメノキとセットで咲いている気がするムラサキヤシオ。なのかな、よくわからないや。全部ツツジに見えるんだけど。

 

スミレも多い。登山道脇にわんさか咲いていた。

 

水場ではエゾアカガエルが孵化してオタマジャクシになっていた。エゾサンショウウオはまだかな。

 

鳥は少ない!その上、葉が茂って笹が立ってしまったからシーズン終了。

登山道で羽毛みたいなふわふわを運んでいたのはヒガラ。

 

まださえずりを頑張っていたのはキビタキ。なかなか姿を見られないが何とか。

後頭部がグレーの若いオス。

 

アカゲラミサイルが飛んでいくなあと眺めていたら、

高空にアマツバメの群れを発見。

 

さて、そろそろ戻らなきゃ。

寂れた遊園地が見える。ああ、こういうところに子供と一緒に遊びに来たかったなあ。

下山中、スキー場斜面を次々と登っていく登山者とすれ違う。6月にはトレラン大会もあるらしい。一心不乱に登って自分を鍛えるだけのトレランには興味を持てないけど、ヤマレコとかにいる圧倒的体力をもって遥か長い距離を移動しながら素晴らしい景色に出会う人には憧れる。