尻別岳はツツドリだらけ | kamuymosir カムイモシリ北海道

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未明の橇負山から見る羊蹄山。羊蹄山っていうか「後方羊蹄山:しりべつやま」なのだけど、

じゃあ前方羊蹄山って何かというと、それがこの尻別岳だ。

ここから見ると全然意味がわからないが、例えば樽前山あたりから見ると綺麗な三角の山が2つ並んでいて兄弟山のように見えてくる。

 

ここはルスツリゾートの裏山。ってかスキー場。右手にルスツ、左に羊蹄山を臨みながら歩く。

右斜面は笹に覆われ樹木が少ない。左は樹林帯。朝霧が綺麗。雲ちょっと多め。

登山道にはスミレがびっしり咲いていた。

 

存在感があったのはたくさん咲いていたコレ。トカチフウロなのか。

色が濃く、鮮やかなのだ。

十勝岳に咲くトカチフウロはもっと白っぽい気がするけども。

ウソも多かった。登山道から飛び立って近くの木にとまる。

こちらはメス。まるくてかわいい。

ツツドリが多い。遠くで鳴いていてなかなか姿を見せない鳥であるが、今日は別。

急登を登り切って振り返る。右の白い建物がある山頂がそりおいやま。そこから尾根を辿ってここまで。

あらま、まだ桜が咲いていた。

このあたりからの羊蹄山が綺麗。

羊蹄山は尻別岳の西峰?に遮られて一度見えなくなり、山頂手前でまた姿を現す。

ゆるやかな笹の刈り払い道が出てくれば山頂が近い。

到着。風が強い。笹が高いので眺望が良いわけでもないが、360度ぐるっと見渡せる。

登山道と違って笹の刈払い広場なので、山頂が一番面白くない。でも平らで一休みするにはいいかも。高い笹も風よけには一役買ってくれる。

 

下山しながら。

エゾムシクイ。どうもエゾムシクイとは相性が悪い。せっかく出てきてくれたのにカメラの設定が風景用に絞り込んでシャッター速度落としていたり、枝にピント持っていかれたり。

 

ホオジロ。古木の雰囲気はいいけどバックの笹が汚ない。うーん

こちらはウグイス。「ほーほけきょ」だけじゃなく、「ほーほけききょ」などちょっとバリエーションがある。「うー、はっぴゃくえん」と鳴いているヤツもいた。

妙に頭がとんがっているヒガラ。

またまたツツドリ。

こっちにもツツドリ

ハイタカ大のハイタカ属が飛んだ。

尾羽を開いているのはハイタカだと珍しいかな、と思ってよく見たら風切り羽の開いているのが5本。ああ、ツミか。珍しいな。速い羽ばたきと帆翔を繰り返しながらどんどん高空へと舞い上がっていった。

意外だったのは近くにいたツツドリがほとんど警戒しなかったこと。警戒声もなく、一応声は潜めたっぽいけど直後に同じ場所で鳴いていた。襲われない確信があったのだろうか。

 

アオジ。いつも通り。

タンポポとアゲハ。蝶々は苦手だ。お腹がキモい。

 

家に帰ったら首筋にマダニがついていた。

なんかちょっとチクチクすると思った。歩いていたんだな。しばらく飼育してやるわ。