クマゲラ騒ぐ春の藻岩山 | kamuymosir カムイモシリ北海道

kamuymosir カムイモシリ北海道

北海道の登山・野生動物・野鳥とかそのへんです

気温が急上昇したので雪崩がこわい。今日は山へ行くのはやめておこう。

ということで藻岩。流石に藻岩山なら大丈夫でしょ!

 

藻岩山展望台は夜半まで晴れ渡っていたものの、午前4時を過ぎた頃からガスの中(ライブカメラ)。朝、向かう車から見ても山頂付近に雲がかかっていた。

慈啓会コースから出発。

ここの駐車場は不法投棄でしばらく閉鎖されていたが、最近また開放された。よかったよかった。

スタートして間もなく。はて、左へ分岐する随分とはっきりしたトレースがあるぞ(画像は下山時)。

ははぁ、これが藻岩山の冬季限定ルートだな。今までこんなのあったっけ?吸い込まれるように左に曲がる。

 

エゾリスだ。忙しく走ってあっという間に消えた。木に登って見失うと文字通り「消える」感覚だ。

 

木々の隙間から行く先を見る。まだガスは取れないが、ちょっと良いかも。

クマゲラの声が左前と右後ろから聞こえる。

日の出だ。

 

いた。

控えめにドラミングしては大声で鳴いていた。近くで別の個体の声がする。

最初は2羽かと思ったが、合計で3羽いた。

2羽が別の木に飛び移って謎の舞。もう1羽は少し離れたところで盛んに鳴いている。

 

木の向かい側にもう1羽。お互いの姿は見えない。

見えないですよ!

ばあっ!

隠れては顔を突き合わせて首を伸ばす。

クマゲラ的お見合いなのだろうか?

延々やってる。

別の木に移動したが同じことをしていた。お邪魔しちゃうとアレなのでそっと場を離れたが、後ろから鳴き声が聞こえ続けていたのでしばらくやっていたのだろう。

 

盛り上がるクマゲラのそばで無言のヤマゲラ。キツツキ界きっての陰キャ。

 

アカゲラはいつも通り。

登山道はいくつか尾根を乗っ越すと直登に入る。

なかなかの斜度だが雪は滑りにくいのでツボ足で行けた。しかし気温が上がってきたのかズボズボ埋まるようになり、登山用じゃないズボンの裾が濡れてきてしまった。まあ、こんなルートとる予定じゃなかったしね…

 

もうすぐサンチョ。距離は短いがなかなか進まない。

なかなかの斜度。雪が固かったらアイゼンとピッケルの出番かな。でもそんなもん持って藻岩山登る?

山頂看板の右にある雪山に出た。マジかよ。観光客いたら超恥ずかしいだろ。

ぶっちゃけ

このルートを考えた人はちょっと

イカれてるんじゃないかと思いました。

おもしろかったけれども。

 

恵庭岳だ。裾野だけ。樽前山は見えない。

 

手稲山のツンツンとスキー場。

 

あっちは帰宅方向。北区。

石狩湾の洋上風力発電が立ち並ぶ。あんまり並べちゃうと渡り鳥の飛行ルートがなくなっちゃう気がする。

 

下山は正規ルートから。

すれ違った方に教えてもらった木。キツツキの穴だらけ。

クマゲラの真新しい食痕だ。すごいな。

あとはカラ類。

いつものハシブトガラに

カラマツのヒガラ。カラマツのカラは別にヒガラのカラじゃない。

最近影が薄いシジュウカラ。

ヤマガラはペアで倒木の下チェック。

そしていつものゴジュウカラ。

駐車場近くでエゾリス。これで締め。

 

(おまけ)

おっ、これは

見上げるとヤドリギ。ここで昨日か今日、レンジャクが食事を(=排便)をしたはずだ。