諸事情により今回は場所非公開といたします
場所も日時も分からないような記録は無価値である。
「某日某所でこんな珍しいもの見ました」とか、もうチラシの裏側にでも書いてろって常々思っておりますが、流石にそうもいかないケースもある訳です。某所で明るい時間帯に活動するエゾモモンガがいるという噂を目にしまして早起きして雪かきしてから出かけた次第でありました。
きれいな巣穴。なんか汚れてないね。綺麗好きかな?資料によると「よく使われている巣穴は周囲に糞尿がついている」とのことだが新築物件か?
餌場の周囲は確かに小さな食べカスがたくさん落ちていて、とてもそれっぽい。教科書通り。
基本的に夜行性なので、日の出前に活動していたのが日が昇ってもまだ活動中という想像をしていたのだが、全然違った。昼飯食べに出てくるらしい。
とは言え
出ない
出ない
…出ない!!
朝から2時間待ち、4時間待ち、もう帰るかと思い始めた6時間目、ついに出てきてくれた!
大きさはシマリスに近いような感じ。
動きは素早いが静止している時間が長く、ポーズをとっているよう。生まれついてのモデル体質だ。
尻尾が背中にピッタリくっついている。
うちの三毛猫ちゃんが同じ尻尾をしていて可愛いでのす。
細い枝まで乗れる体重の軽さ。食べているのはハンノキ系の果穂か。食痕から地面を見て分かるのは餌場だけ。寝床は分からない。
はいはい!今から飛びまーす!!
スピード感のある滑空がとても素敵。
手首より先まで皮膜が伸びている。ここには軟骨が入っているらしい。骨格を見るとカーズ様(Jojoの奇妙な冒険)みたいでカッコよかろうなのだァ。
ここはお気に入りの食事場かな。何度もここに戻ってはモグモグタイム。
いつも2、3本の木で用事を済ませて家に帰るそうだ。
それじゃ帰りますね。
よいしょよいしょ
ではまた!
登山中に偶然出会いたいと願っていたのだが、以上の観察から
そもそも巣穴から出る時間が短い。
いる場所で待っていてもこの有様。6時間待って10分出たくらい。そのタイミングでそこを偶然通りかかる可能性って…
行動圏が狭い。
広範囲を飛び回ったりしない。登山道であれば10秒で通り過ぎる程度の距離が活動範囲。
普通に見るのはちょっと難しいんじゃないかなあ。
旭岳や風不死岳にもいるらしいから、今後も諦めずに探しながら歩いて見ますけどね…