カメラが重いんだよ。
登山の時はSONYの100-400mmF5.6GMを持って行って鳥や動物を撮っているのだが、レンズの重量が1395g(+三脚座)。これにカメラ本体、星用の単焦点2本、三脚、余裕があればタイムラプス用のカメラもう一台、三脚一つ追加、ポタ赤。冬は防寒着にアイゼン・ピッケルにスノーシュー。無理って!
冬山に鳥いない。でも望遠は欲しい。僕は望遠教信者なので常に望遠が欲しいのです。
ということで考えました。
FE70-200mmF2.8の新型は素晴らしい。驚きの軽さ、1045g!店頭で手に持ってみると、軽いのにイイモノ感に溢れていてすごく欲しくなった。しかし落ち着け。大きさは100-400mmと大差ないぞ。キャラかぶってないか?高いし…
FE70-200mmF4は794gと軽量小型。しかもハーフマクロだ!登山中に24×36mmの範囲を等倍マクロで写すなんて想像しにくいからハーフマクロでも気分は寄り放題である。店頭で手に持ったら…防犯ベルが作動した。
店員さんになおしてもらってもう一度手に持ったら…またしても防犯ベルが作動。「ちょっと緩いんですよね〜」とのこと。結局ちゃんと触れなかった。
タムロンの70-180mmも2型になった。手ぶれ補正もついてF2.8、重量810g。
実は旧型の70-180mm持ってたんだよね。評判は良かったみたいだけど、使った印象は正直イマイチ。解像が中心はそこそこだけど周辺はダメといった感じで、絞っても改善が少なく、α7R5などの高画素機では力不足が目立ってしまっていた。新型になったといってもなあ。ねえ。
!結論としてはSONYの70-200mmF4G IIに決定!
ソニーストアで注文だ。いつものマップカメラはα7RIVの下取りが不当に低かったのでしばらく使わない。というか今後ソニー系はもう全部ソニストで買うことに決めた。
ということで撮ってきました冬の十勝岳、アンド藻岩山。あと円山とか色々。
十勝岳での印象。100-400mmに比べると大分軽いが…なんか…思ったほどでもないような…
というかスノーシュー重くて歩きにくいし荷物多いし、結局疲れるからいくら荷物が軽くても楽には感じなかった。
十勝岳から富良野岳と芦別岳を撮ろうと思うと200mmまでのズームは丁度良い。なんて言いながら100mmで撮影。F5だって。
左下の切り出し。凍りついた登山道のポールが見える。
右下。日陰になっている樹林帯。ちょっとボヤッとしていて鮮鋭度低い。まあこんなもんか。
左上中間。良い写り。
上ホロカメットク山避難小屋を見下ろす。200mm, F5
左下切り出し。鮮鋭。
左隅切り出し。あれれ、なんじゃこりゃ。
右下切り出し。登山道のポールが並んでいるのが見える。良い感じ。
富良野の街を見下ろす。200mm, F5.6
あーモヤっちゃって評価できない感じ。でも最大限解像している。
藻岩山や円山など余裕がある場所では100-400GMと両方持って上がるのも良い。軽いって素晴らしい。
使ってみると三脚座もフードもいらないな。三脚座の座面は小さくて安定感に欠けるからボディで支えちゃってもいいかも。小さな三脚(Leofoto LS224C+LH25)では100-400mmは支えきれなかったが、これなら何とかイケる。
6100万画素のα7RVでも解像に不足はない。
野鳥も種類次第、撮影条件次第なのだが寄れるカラ類なら十分。高画素機でトリミング派なので。
解像感は十分でしょ。
ノイズ残して大きくトリミング。羽毛がキッチリ写っていていい感じ。
上の画像のノートリ。
それとこのレンズ、ちょっとボケが綺麗。
ゴチャゴチャ入り組んだ枝は大砲系レンズ以外は大きくボカせず、いかにもズームレンズっぽい小さくてぐるぐる渦を巻くようなボケになりがち。100400GMもそういう傾向が強いのだが(下の画像は100-400mmGM)
2つ上のヤマガラも下の画像も、枝のボケ方が綺麗に感じるのだ。これはズームとしては望外の出来なのではないか。
ということで、気に入ったぞ。気に入ったのだが…!流石に200mmで野鳥を撮るのは厳しいことが多い。100400GMと一緒に持ち出したくなってしまうではないか。
軽量化とは一体…???