4日目としてのスタートへ

 

 2024年11月8日(金)午前5時40分 札幌市北区/札幌駅


 3日目は石勝線での倒木被害があり、運行再開までに時間を要していた。このため札幌へ帰ってこられたのが4日目の午前4時過ぎになっており、ならばいっそ流れのまま早朝からスタートしようということ。


 さらにその際、実際に使用した行程とは逆回りになるモノも考えていた。とはいえ室蘭本線でも、目的とした岩見沢から苫小牧にかけては本数が少ない。今回はそちらについて検証していこう。


B23.札幌6:02発→新千歳空港6:51着 普通812M/新千歳空港行き 
 いずれにせよ時間の消化をどうするか考えねばならず、考えられたのが新千歳空港へ往復。寝られるだけ寝ていけるのかということだ。新千歳空港発着でも『エアポート』でなければ指定席がなく、指定席車両も料金不要の自由席となる。そういうこと。


B24.新千歳空港6:56発→札幌7:47着 普通813M/札幌行き
 折り返し5分では不安も大きいことだろうが、フリーパスなので問題ないということにしておく。新千歳空港も新千歳空港で早朝便が到着しておらず、少なくとも新千歳空港の段階で乗る人はほぼいないだろう。


B25.札幌8:00発→岩見沢8:25着 特急ライラック5号/旭川行き 
 ということで札幌から岩見沢は特急に乗るとしよう。ちょうどいい時間に『ライラック』があるので、岩見沢までは短時間ながら目的を果たしているといえようかと。


B26.岩見沢9:03発→苫小牧10:29着 普通1466D/苫小牧行き
 岩見沢からは本来の目的となる、室蘭本線の"東部分"へ。岩見沢から苫小牧も元々は名称のとおり"本線"であり、遅くとも千歳線開業までは華やかな時代だったに違いない。多くの区間で非電化ながら複線なことからも、往時の繁栄ぶりがわかるだろう。


B27.苫小牧10:41発→札幌11:29着 特急北斗3号/札幌行き
 そのまま札幌へ戻るだけなのだが、特急は『すずらん』が合致しなかった。乗り込むは北斗3号となり、2日目に東室蘭から乗った後白老で乗り捨てている。


A28.札幌11:24発→苫小牧13:07着 特急すずらん4号/室蘭行き
 ところでこの検証をした結果、実際に選んだすずらん2号→苫小牧から岩見沢→札幌というルートからの派生が可能と判明。札幌からはすずらん4号へ乗り換えられ、室蘭まで特急のまま向かうことが可能なのだ。


A29.室蘭13:29発→札幌15:11着 特急すずらん7号/札幌行き
 室蘭の駅自体は15分もあれば見て回れるのだろう。そのまま札幌まで戻ってこられればいいのだろうし、札幌からはフリーな立場を使って湯処『ほのか』へ出向いてもいいだろう。もちろんそのまま打ち止めて、ネットカフェでひたすら過ごしてもいいかもしれない。
(つづく)