2018年8月28日(火)午後6時24分 香川県綾歌郡宇多津町

78.琴平17:52発→高松18:59着 普通5248M/高松行き 7206
 多度津からは予讃線に合流。宇多津を過ぎて、瀬戸大橋への線路が分岐。当初計画では快速『サンポート南風リレー』に乗る予定であり、ここからが本番となる。
もも「だからってこの、7200系?」
めぐ「…とは限んないけど、これが多いかなって。」


 続いて瀬戸大橋からの線路が合流。特に岡山では、特急と快速『マリンライナー』がほぼ同格に扱われている。
なな「瀬戸大橋の効果って絶大ね…。」
ユン「並べたいだけじゃないですよね?」


 やがて見えてきたスーパーセンター。これで3日連続の景色になり、夜間だった前2日と異なり日没前。広大な姿をようやく収められた。
なぎ「マルナカだよな…?」
さく「四国に多いけど…。」


 夕暮れのとき、晴れた空は赤みも交じって美しい。坂出の手前、そんな空に虹がかかった。
なな「いいことあるんじゃない?」
もも「そうね…、見れただけ。」


 さてこの7200系。従来と異なる都市型のワンマン方式に対応し、讃岐府中のような無人駅でもドアは全て開く。高松近辺では当該運用時に乗務員が乗車するものの、ドア扱い業務は運転士が全て行う。従来の方式を用いる際、四国では前方1両しか開放していなかった。
さく「…全然涼しくない。」


 高松が近づき、日が沈む中で現れる広大な側線。これらが高松貨物ターミナルであり、旅客駅とは離れて設けられている。
もも「なんか、3日連続で繰り返すのも変な感じ。」
ユン「そういえば…、いつもは何時ぐらいに終わろうとかって?」
めぐ「できるだけフルにって、言ったらアレだけど…。」


 さらに日は暮れて、見えてきたのは高松車両区。こちらには高松地区で用いられる普通用電車と『マリンライナー』用5000系電車、一部の特急用気動車が配置されている。様子を収めるも、車内の灯りが反射して入ってきた。


 美しい夕焼け空の下、琴平から62分。阿波池田からは合計134分で高松に到着した。赤帯にアクセントとして緑色が入っているのが特徴の7200系、折り返しは快速『サンポート南風リレー』となる。
さく「これ、空だけ欲しいよね。」
もも「アンタがそれ先言う?」
さく「いいじゃん、自然のグラデーション。」


 程なくして8000系特急『いしづち』も入ってきた。前頭部は"ロケット"と連想させつつ、こちらも高松へ入る編成は短い。
めぐ「…これ、昨日入れなかったっけ?」
なぎ「お前な…、忘れんなよ。」


 瀬戸大橋30周年記念ヘッドマークを掲げた、5000系快速『マリンライナー』の並び。岡山から来た列車が入るのを待って、先に入っていた列車が岡山へ向けて発車する。専用編成ながら"幕"は黒地白文字のゴシック体で、個性を感じられないタイプ。
ユン「これは乗りたいとかそういう…?」
さく「展望席と2階はグリーン車の指定だからダメ。」
もも「それで1人ハブってさ…。」

 時刻は午後7時過ぎ。今日はここから乗る予定もないので、コインロッカーから荷物を取り出そう。
なな「ここからまた大荷物で大変。」
めぐ「近いとこで探すね。」


 駅から外へ出ると、そこにいたのはベロタクシー。ドイツ発祥の自転車タクシーで、人力で動かすことから排出ガスを出すこともない。せっかくなのでカメラに収めておこう。


 さてせっかくの四国にして、今夜は時間がたくさん余っている。昨日に宿毛でうどん自体食べていたとはいえ、高松でうどんを食べないわけにいかなかった。駅前の『めりけんや』は、JR四国グループのうどん店である。ついでに『連絡船うどん』も現在、系列店舗となっている。
なぎ「…で、いいんだな?」
さく「あんまり夜とかに探してもなかったんだよね。」



(現)肉釜玉うどん(めりけんや) 大520円
 実は今回、釜玉うどんを欲していたことを思い出す。茹でたて熱々のうどんに生卵を絡ませると、混ぜている間に卵が固まってくる。食べ終わることには"卵とじうどん"のような感覚になっているのだ。タレ(醤油)は味付け程度、肉は個人的な追加物件。
めぐ「前に1回食べて…、食べたくなってたの。」
なな「そう…、それは。」
もも「どこでもよかったんでしょ。」


(現)穴子天(めりけんや) 160円
 肉だけでもいけないので、魚系を1つ入れておく。丸々1本分ならばうどんの器に収まらない。
なな「それだったら、宿毛の。」
めぐ「時間なかったし、暑いしでパスって感じかな?」
もも「そんなこと言わなかったじゃないのよ。」


 高松の地で美味しいうどんをご馳走様。今夜はここまでの疲れもたまっているので、早めにホテルへ入って休むこととしている。店内でもう少々休んでいこうか…。
さく「ここまで来たけど…、どうだった?」
ユン「…らしくてよかったとは思いますけど。」
なぎ「あんまり一般受けするようなもんしてないんだよな。」


(現)MONO消しゴム(トンボ鉛筆) 98円
 今夜は中1日で同じホテルを予約しており、徒歩で少々すればたどり着く。途中のコンビニで、朝まで過ごすためのものを少々仕入れておきたい。
もも「こんなとこで…、いる?」
めぐ「消しゴム欲しくなっちゃって。」

(つづく)


「四国での2日目、西日本旅行としては4日目まで終わりました。残すはあと1日、相変わらずの珍道中が続いていきます。そして驚くような仕掛けもあるとかないとか…、最終日にご期待あれ?四国2日目を繰り返したい方はこちらからどうぞ。」