大腸癌治療ガイドライン 医師用 2014年版が無料公開 | 大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

「治療は患者との相互理解のもとに行っていくものである」という考え(アドヒアランス)に同意し、情報を集め分析しています。
「治療は医師の指示に従う」という考え(コンプライアンス)だけで、がん治療を乗り切れるとは到底思えないからです。


2015/11/10 大腸癌研究会のウェブサイトにて「大腸癌治療ガイドライン-医師用 2014年版をホームページに掲載しました。」「大腸癌治療ガイドラインの一般の方向けの解説を更新しました。」と2つのお知らせがありました。


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大腸癌治療ガイドライン 医師用 2014年版 (金原出版)

大腸癌取扱い規約 第8版 (金原出版)

大腸癌治療ガイドライン 医師用 2014年版 (大腸癌研究会サイト無料公開)


大腸癌と診断されたら、アドヒアランスを実現するためにもこの2冊を読まれることを推奨したいと思います。主治医が何を目指して治療方針を決めているのか、患者に何を求めて質問しているのかを良く理解することができ、コミュニケーションロスや気持ちの行き違いが減るかもしれません。

例えば、ガイドラインには、「術後補助化学療法は,術後9週以降の開始では治療効果が減弱するとの報告があるため,4~8週頃までに開始することが望ましい。」というような患者にも直ぐに役に立つ情報が満載されています。

大腸癌取扱い規約の方は残念ながら公開されていませんので、本を購入することになります。ガイドラインを十分に理解する上で必要となりますし、自分の病理組織診詳細を解読する上でも必須ツールとなるでしょう。