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MCFWit 自由人masaのブログ

四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

一月、更新をサボっていました!


とりあえずは、

6月のカレンダーを貼っておきます。


オレンジマークは休業日、定休日。

15日、16日は

Ninja Team Green Cup 第2戦

岡山国際サーキット へ、

メカニックサポートとして参加いたします。


サポートさせていただくのは、
引き続きこちらの車輌と車輌オーナー様


前回のオートポリスでは総合3位
岡山国際サーキットも良いところ行けたら良いなと思います。

MCFWitレーシング Moty's としては、
6月の岡山ラウンドへは
3台、3名が参加

どんな結果になるにせよ、
本人達が楽しめればいいかなと思っているのと、
なにか得て貰えたらなと思っています。

といったところで。

6月もバタバタしておりますが、
MCFWit を宜しくお願いいたしますm(_ _)m

Ninja Team Green Cup
第一戦 九州オートポリス

メカニカルサポートとして参加してまいりました。



前年に続き、
NTGCへは全戦ではございませんが、
MCFWit レーシングから数名が参加予定。

そして、
今回のオートポリスラウンドでメカニカルサポートをさせて頂いたマシーンはゼッケン24号車

エントリー名は、
MCFWit レーシング Moty's 
として参加させて頂きました。

ライダーとマシーンは26日の金曜日からサーキット入りをしていて、通常のスポーツ走行枠を走行。

私たちは26日の夜に九州入りをして、
合流し、コースの走行フィーリングやマシーンセットで変更出来る範囲などを軽く打ち合わせ。

ライダーも私たちも
オートポリスの実走行データと走行経験は一切なし!

ですが、
ライダーのセンスと言いましょうか、
飲み込みの良さを踏まえ、現地での合わせ込みを出来る時間はそれなりにはあると判断していましたので、特に心配もなく今大会に臨んでいました。


そして迎えた27日 土曜日の特別走行。

先日の夜の打合せで得たライダーからの走行フィーリングとコースレイアウトを見て、
マシーンをとにかく扱いやすい方向へとセットを変更。

26日の初のオートポリス走行では無理をせず、
とにかくコースを覚える事に徹底してもらっていたので走行タイムは2分30秒台でしたが、

27日の走行では、
なんとか25秒台後半までタイムを短縮してくれました。


27日の走行スケジュール終了後に、
コースウォークが可能ということでしたので、
コースに入場させて頂き目視でコースレイアウトを確認し、
ライン取りや走り方と走らせ方をライダーとさらに擦り合わせ。


そして迎えた
28日の予選、決勝日。

ドライコンディションでの走行。


予選はライダーの頑張りで24秒台をマーク
1列目の2番手をゲット。


予選終了後はライダーからのフィードバックを受け、マシーンセットをさらに変更。
もう少しだけ合わせ込み。


直前でのセット変更はそれなりにリスクがありますが、ライダーの素直さと乗れるスキルがある事を解っていましたので、
決勝直前までセットアップ時間としていました。

念のため、良くなる部分と乗り方で補って貰うところと、セットにあった走行ラインをライダーに伝え決勝に挑んで頂きました。

そしていよいよコースイン!

ここまで来るともうライダーに全てお任せするしかないのと、

とにかく無事に帰ってきてくれる事を祈るしかありません。


結果は無事に完走し、
総合3番手でチェッカーとなりました。


なんとか表彰台に上がる事は出来ましたが、
ライダーには少し悔しい思いをさせてしまったかなと思う部分もありますがこれもレースなのでしょうね。

今回の九州遠征。
トータルとしては良い結果だったと思っています。


最後になりましたが、
色々とご協力頂きました皆さま。

いつもありがとうございます!




4月の予定です。
オレンジマークは定休日や、MCFWitの参加イベントなどでございますので、宜しくお願いいたします。


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

4月1日、現在の作業受け入れ状況のお知らせもさせていただきます。

現在、メンテナンスでの受け入れ枠が一杯となっておりますので、
次回は5月からの受け入れとさせていただきます。

クイックでの作業は随時対応可能でございますので、気になればお問い合わせください。

クイック作業の一例

✅タイヤ交換
 (ブレーキなどのメンテナンスが必要ないもの)

✅オイル、オイルエレメント交換。
 その他フルード、冷却水交換など。

✅車検(検査ライン持ち込み、24ヶ月点検のみ)

✅簡易的な修理(複雑な作業を伴わないもの)

などなど。


メンテナンスの考えかた
MCFWit の車両メンテナンスは、
ざっとこんな感じ。


車両、車種ごとに。


使いかた、使われかた、遊びかたを考慮し、
各部のダメージを見て、





オーナー様がより快適に楽しめるように、
考えながら、使用するケミカル類、各部品の組み付け、組み立てかたを工夫しながら一台一台作業にあたっております。




より正確な作業を行う為、
メンテナンスを必要とされるお客様の車両お預かりは月3台までと制限させていただいております。

※クイックでの作業は随時受け付けしております。

次回5月のメンテナンスでの受け入れ枠もわずかですので、
お早めの御予約をお願いいたします。

ZRXDAEG の油圧クラッチラインを
SWAGE-LINE ステンメッシュホースへ変更しました。


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

油圧クラッチラインをステンメッシュホースへ~

なんてありきたりな作業内容ですが、
自分の車両で、
前々からやりたいと思っていた方法でクラッチラインをステンメッシュホース仕様へ変更してみました。


ZRXのビッグバイクシリーズ、
ZRX1100~ZRXDAEG までのクラッチライン。

ハンドルレバーからクラッチレリーズまではこのような配管を採用しています。


形状としては、
ハンドルレバーからフレームのネック横を通りエンジンヘッドの上辺りまでをゴムホースで。

そこからエンジンに沿うように下り、
クラッチレリーズまでをスチール配管で。
と、なっているのが純正スタンダードの形状。

実際のところ、
ボクがステンメッシュホースにしたいのは、
ゴムホースの部分なので、


ボクの要望を形にするには、
スチール配管とゴムホースとのジョイント部分を切断し、
スチール配管側をフレアージョイント式にする必要があります。


なぜこういう手間な事をするかと言うと。

単純な話、


ノーマルのレリーズ配管がスマートでまとまっているから。

これに尽きます。


ということで早速

ビフォー

アフター

思いつきでたいして採寸もせずに
さっさと作業してしまいましたが、

概要は、スチール配管側をいいところで切断し、
フレア加工を行いフレアナットとフレアアダプターを使ってAN3フィッティング仕様へ。

これで一般的なアフターメーカーさんのブレーキホースキットが取り付け可能。

というワケでございます。


とりあえず12時間ほどの圧力テストで漏れや滲みもなし。

形にはなりましたが、
試験的に行った自分の車両への施工ですので、
フレアーナットが都合よく手元にあるワケもなく、
代用としてステンレス製M10ボルト(たぶんY車の中空キャリパーボルト)を加工し45°フレアナットへ。

配管側のフレアー加工ツールも用意していませんので、フレアーツールを製作。

ANアダプターはスウェッジラインフィッティングを、ストックパーツより使用。

ステンメッシュホースは、
仕様変更で少し前に交換した自分のストックパーツを使用。

といった組み合わせで油圧クラッチラインを製作。




今回の加工を作業メニューに加えるかどうかは決めていませんが、

とりあえず自分の理想を形にする事が出来ました。

以上
こんなのやってみましたシリーズでございました👋



ご留意事項
各ブログ記事での、
加工内容、加工方法、調整方法、整備方法などの他、使用工具などへのお問い合わせ、ご質問はお控えください。
ご質問いただいても返答はいたしませんので、
ご留意のほど宜しくお願いいたします。




ステムアンダーブラケットの
修復をやってみました。


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

ZRXDAEG のステムアンダーブラケット。


車体から取り外してみると、
下側のシールが上下逆に組まれていました。

新品のシールはこのような形。


シールの理屈等を理解するほど、
逆に取り付けてしまいそうな形とも思いますね。

ですがこの車両の場合は、
開いている方がステムシャフトの下側(ヘッドパイプの外側)となります。


ステムシャフトへ圧入されているベアリングとシールを取り外してみると、かなりの変形がありました。


当方では、SST等を使用して取り外しますので、
この箇所に深いキズが入ることはほぼありません。


理由、経緯はどうあれ、
このままでは次の作業者の負担が増えますので、
ここで何とかしておきたいところ。

新品部品への変更も考えましたが、
調べるとお値段もそこそこ。

メンテナンスでの予算が決まっていますので、
予期していない部品交換は出来るだけ控えたい。
それらを踏まえ修復して現物を使用する事に。

このステムアンダーの素材はアルミですので、アルゴン溶接でに肉盛りして整形。
とも思いましたが、


凸部分を切り落とし、
同サイズのスペーサーを製作し、ステムシャフトに圧入する方法が時間も早くキレイに仕上がると考え作業開始。

ということで、
油圧プレスを使いステムシャフトを抜き取り。


凸部分をサクッとカット。


スペーサーは、
スチール材から切り出し。


内径、外径を調整し、
上下の面出し。


製作したスペーサーの内側にはロックタイト641を塗布し、油圧プレスで圧入。


仕上げに塗装し、
ステムアンダーブラケットの修復完了でございます。


といったところで👋


ご留意事項
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加工内容、加工方法、調整方法、整備方法などの他、使用工具などへのお問い合わせ、
ご質問はお控えください。
ご質問いただいても返答はいたしませんので、
ご留意のほど宜しくお願いいたします。